花子をある程度、使用してもう既にお気づきの方は多いと思いますが、花子の文字枠(テキストボックス)は、MSオフィスとかなり操作方法が違います。
例えば、PowerPoint 2007と2010ですと、テキストボックスの枠をクリックし、リボンにあるフォントサイズの数字さえ変更すれば、文字サイズが変更できます。
PowerPointでは、マウスのほかにキーボードで文字サイズの変更ができます。文字列もしくはテキストボックスを選択し、CTRL + SHIFT + > を入力して文字サイズが大きくなり、CTRL + SHIFT + < で文字サイズが小さくなります。
花子では、文字サイズの変更はいくつか方法があります。
- シンプルモードで、文字標準シンプルの「フォントサイズ」の数字を変える。
- 画面右側の「クリップウィンドウ」の中の「カラー」パレットの「文字」タブをクリックし、文字サイズのドロップダウンボックスの数字を変える。
- 文字枠の中の文字を選択し、文字標準シンプルの「文字サイズプラス/マイナス」のボタンをクリック。(花子2012は、「クイックスタイル」パレットにもこのボタンがあります。)
- 文字枠の四隅のハンドル (
) をクリックしてドラッグすれば、文字サイズが文字枠の大きさに合わせて自動的に変わる。(なお、メニューの「文字」ー「文字サイズ変更に連動する」にチェックが入っていなければ、連動しない。)
しかし、PowerPointのようにキーボードで簡単に文字サイズを変更したい!と思って、方法はないのだろうか?花子は、初期設定ではできないのですが、以下の方法でカスタマイズすれば可能です。
■ 花子で文字サイズをキーボードで変更する方法
- メニューの「ツール」ー「割付」ー「キー」をクリックして、「キーの割付」ダイアログボックスを表示する。
- 「修飾キー」のドロップダウンから「Shift+Ctrl」を選択する。
- 「割付先キー」をリストから選択する。PowerPointと同じにする場合、「,」(コンマ)を選択する。
- 右側の「一覧」のフォルダーツリーから「標準機能」「文字」「文字サイズマイナス」を選択する。
- これまでの設定が正しければ、「割付」のボタンをクリックして、コマンドをキーに割り当てられます。
- 同様に、「文字サイズプラス」も割り当てます。
- 最後に「OK」をクリックして設定を保存します。
これでPowerPoint以上に、文字サイズの変更機能がお揃いです。
以上の方法で、自分のワーキングスタイルに合わせて、キーボードを使ったりマウスを使ったりして、作業効率を挙げることができます。ぜひ、試してみてください。