花子のみならず、ドローソフトには「テキストボックス」(文字枠)を入力する機能が一般的に用意されている。
文字枠を使って、文字の入力だけでなく、文字の配置・流れ方と細かい設定が沢山あり、ページ上にどのように文字が表示されるか、組み方は自由自在。
実は花子はほかのドローソフトと比べて、文字枠は数種類あり、設定もかなり複雑です。 初期状態で初めて花子を開いて文字入力ウィンドウに文字を打ち込んだときに、特になにも意識しないで文字入力はできますが、文字枠の幅や高さを調整したいときに、まず悩む方は多いのではと思います。
■文字入力の悩み その①・・・文字枠は自由にリサイズできない!
花子の文字入力ウィンドウに文字を入力したときに、自動的に図面に表示される、という賢い仕組みになっている。そこまではよいのですが、文字枠(パワーポイントなどでは「テキストボックス」という)の幅を縮めたり伸ばしたりしたいときはどうすれば・・・?
パワーポイントなどだと、文字枠(テキストボックス)の左側または右側のふちをクリック&ドラッグして、文字枠の幅を変えられます。しかし、花子は初期設定では、この操作で文字枠の幅調整はなぜかできない。
ここでまずムッと来る人が多いと思いますが、文字枠の幅がこのようにして調整できない理由は、花子の文字枠は初期設定では「自由」設定になっており、文字を入力または削除することにより文字枠の大きさが勝手に調整される、という仕様になっているからです。
<ポイント>
- 花子の文字枠は初期設定では「自由」設定になっている
- 「自由」設定では、文字数の増減によって文字枠の大きさが自動的にかわる
- 行の幅を変更するには、改行をすればよい
■文字入力の悩み その②・・・文字枠の幅を自分で調整したい!
上記の「悩み その①」で花子の初期設定と文字枠の「自由」設定について触れましたが、文字がある領域からあふれないようにするには、どうすればよいのでしょうか。
■文字枠の幅をあらかじめ設定しておく手順
- 文字枠を選択して、メニューの「文字」−「文字枠スタイル」(ALT+T, S)を選ぶ
- 「文字枠スタイル(変更)」の「補助」というタブをクリックして、「固定」にチェックを入れて、OKをクリック。
そうすると、文字枠の中にクリックして、文字枠の右上と左下に現れてくる白い「□」マークにクリック&ドラッグすれば、文字枠を自由にリサイズできます。
<ポイント>
- 文字枠の幅・高さを制限したいときに、メニューの「文字」−「文字枠スタイル」−「補助」タブにある「固定」のチェックボックスにチェックを入れる