ずっと昔から花子とペアになっている「花子フォトレタッチ」。花子2010ではまだバージョン3のままだが、バージョン3でも少し面白くて独特な効果が得られる。ただ、使い方は決してシンプルではないので、ここではちょっとしたワザを紹介したい。
例えばグラデーション。花子フォトレタッチのカラーパレット(右図)には5つのカラーモードがあり、その4つめのもの(図の赤い線で囲ったもの)がグラデーションを設定するものだ。
花子フォトレタッチのグラデーション設定は使用中の描画ツールによって使い方が変わる。
ブラシツール( )の場合は「方法」「繰り返す」と「変化する長さ」という設定がある。右図の「設定」ボタンを押すと、それらのオプションが選択できる。
また、塗りつぶしツール( )の場合は「方法」「設定」と「種類」というオプションがある。
グラデーションの基本操作として、三つのステップがある。
①塗りつぶしモードを選ぶ
②グラデーションの種類を選ぶ
③必要に応じて細かい設定をする
①はよいとして、②は初期(デフォルト)のパターンがあり、そのまま使えるが、「追加・変更」からは新しいパターンを作成することもできる。
また③の設定は、上記で説明した使用中ツールによって変わるものであり、ブラシを使っている場合と塗りつぶしツールを使っている場合と中身が違ってくるので要注意。
ブラシを使っている場合、上記の設定を自分好みに変更して、例えばこのような効果が得られる。
グラデーションの「変化する長さ」の値によって、グラデーションの色が変わる間隔を設定することができる。
上記の画像は、ブラシの「形状の呼び出し」から星形のブラシを選択してブラシの形を決めた。さらに、ワコムのペンタブレットを使って筆圧によって星を大きさを描きながら調整できるので、便利だ。
また、塗りつぶしツールの場合は「設定」ボタンを押してこんな効果を簡単に作れる。
可能性は無限に近いので、いろいろと遊び感覚で試しながら機能の使い方を学べる。ブラシ効果と塗りつぶし効果を組み合わせて、例えば下記のような画像は手軽に作れる。