やってみないとわからないことだが、前のブログでも取り上げているように、PowerPoint 2007から花子にデータを渡すときに、いくつかの課題と難点はある。
ここでは、あえてリストアップしないが、特に目立つトラブルの1つをピックアップしたい。
■PowerPointのテキストボックスは、花子に貼り付けると・・・。
実験してみたところ、PowerPoint 2007のスライドにテキストボックスを描き、任意の文字列を入力し、またそれをクリップボードにコピーして、花子に貼り付けるときに、そうだ、「貼付枠」として貼り付けられてしまう。「貼付枠でもいいんじゃない?なにがイカンのか、よくわかんないけど」という方もいるかもしれない。
それが、実は、花子の図面に「貼付枠」として貼り付けられたテキストボックスは、再編集できないどころか、文字として扱うこともできず、文字入力ウィンドウ(花子2007以上)にも、表示されないのだ。文字を貼り付けてから修正をする必要なんてないぞ!と言い張るのなら、よし、喜べ。あなたはもう関係ない。しかし、これはあとのことを考えると、文字が修正できないことは、大変不便なことだ。
こんな状態でいいんだろうか・・・。(汗)
■PowerPointから花子に貼り付けたテキストボックスを有効に使おう
幸いなことに、解決策はある。
やはり、花子の「ツール―オプション」で色々漁ってみると、出てくるものだ。
ただ、花子2008(以上?)でしか、この解決策は使えない。
また、クリップウィンドウの「オプション」パレットでは、この設定はできないので、要注意。
ツール―オプションの「操作環境―他形式変換」には、「Microsoft Officeグラフィックオブジェクトを作成する」という項目がある。ただ初期状態では、「しない」になっている。これが犯人だ。「する」にしておいてから、OKをクリック。
そして、もう一度、PowerPointのテキストボックスをコピーして、花子に貼り付けてみよう。
よっしゃー、成功だ!これでやっと、PowerPointのテキストボックスの文字が、花子で編集できるようになった。(文字枠の上にカーソルを置くと、
のカーソルが表示されるので、文字入力可能な状態だということがわかる。)行送りは変だけど。(なぜか、花子に貼り付けると、「・・・人物である」の文が「あ」のあとに送られる。PowerPointでは、そうではなかったのに。)
しかし元々、この設定を変えなければ文字枠の編集ができない、というのはかなり不思議なことなんだよね・・・。
japchapさんお久しぶりです。
質問です。
パワーポイント、あるいは花子さんで
文字のアウトライン化はできるのでしょうか?
isnさん
大変ご無沙汰しており申し訳なかったです。
文字のアウトライン化は、AIのように花子では問題なくできます。が、PowerPointはまだできません。
しかし、PowerPointのスライドをPDF出力するときに、PDFドライバーやソフトによっては、アウトライン化するかしないかの設定がある場合があります。
それでも設定がなくて、どうしてもPowerPointのデータをアウトライン化したければ、それをIllustratorに貼り付けて(そのままでもいけるかも)、あとはグループ解除・アウトライン作成できると思います。
花子でアウトライン化→EMFで保存→Illustratorも、文字のベクトルデータは保持できるという記憶はあります。
以上、参考になりましたでしょうか?
また結果を教えてくださいね。
PPTで入力した文字をIllustratorにもってくるとフォントはキープできますが、文字間がズレました。
Illustratorでアウトライン化した文字をグループ解除した後、PPTに貼り付けるのはOKでした。
でもラスタライズしても文字の角部分に白い背景が残ってコピーされてしまいます。
IllustratorとPPTの相性が悪いみたいです。花子さんとPPTでやってみます。
ありがとうございました。