ドロップシャドウのもうひとつの描き方

臼田先生のブログには、ドロップシャドウに関してとても参考になる記事が投稿された。

この記事は、ドロップシャドウを中心にして書かれたわけではないようだが、花子の透明グラデーションの可能性を示すものとして貴重な記事だと思う。

それから影響を受け、ひらめきがあったので、花子でもうひとつ、グラデーションを使わないで、立体感と滑らかさのあるドロップシャドウを作る方法を紹介したい。

■手順

①任意の図形を描く。

Shadow1

②図形を選択し、「変形」-「影をつける」で、灰色の影を作成する。

Shadow2

これで終わり、パチパチ!・・・というわけではない。確かに、影が図形にかかったし、滑らかに見えるが、自然でぼやかしのある影でないので、もう少し手を加える。

③長方形のツールを選び(作図パレットで選択してもOK)、カラーパレットで塗り設定と線幅を「なし」にする。そして、①と②で描いた図形よりひとまわり大きい長方形を描く。見えないが、それでOK。描いたあとに、「最も下」Mottomoshita_1 で長方形を後ろにどける。

④「図形の選択(拡大・縮小)」で②と③で描いた図形を選択する。
(注)①で描いた元図形を選択しないこと。

⑤「図形」-「アート効果」-「すりガラス」をクリックし、「ぼかしの度合い」を「70」くらいにしてOKをクリック。

⑥すると、下記のような、ぼやかしのある影のかかった図形が出来上がり。

Shadow3

⑦上記の③で描いた、透明の長方形を選択し、削除する。
Shadow4

⑧最後に、元図形と影を同時選択し、右クリックで「グループ」-「グループ化」を行って出来上がり。

本当は、上記のステップ③と⑦は、任意のステップだ。行わなくても、影は作成できる。しかし、ステップ⑤ですりガラスの効果を、ステップ②でかけた影に当てはめるときに、花子は残念ながら、すりガラスの効果にあわせて影のキャンバス(描画背景)を拡大してくれないので、効果が途中でトリミングされてしまう。それを避けるために、わざわざステップ③でキャンバスを描いてあげる必要がある。

結局、臼田先生の方法よりステップが多かったりするかもしれないが、上記の方法のメリットは下記である。

メリット①> 影がイメージ化(ビットマップに変換)されるため、元図形の線幅・線種や塗り設定を変えても、影はそのまま

メリット②> 正しく印刷する可能性が、グラデーションより高い(ただし、解像度が多少粗いかもしれない)

メリット③> 影を花子フォトレタッチで開き、元図形と別に編集できる

なお、デメリットとして、影の下に別のイメージや図形があった場合、透かして見えないので、その意味では臼田先生の方法のほうが繊細だ。臨機応変に考えて、ぜひ、いろいろと試していただきたい。

「ドロップシャドウのもうひとつの描き方」への2件のフィードバック

  1. これはとても良い方法だ思います。
    というのも、私が紹介した透明度とブレンドを使ったグラデーションでドロップシャドーを付ける方法は、複雑な図形に影を付けるのが面倒という作業上かなり大きなデメリットがあります。
    また、ジェフさんの例にあるようなドーナツ型の図形(「連結して塗りつぶす」をした図形でしょうか?)に対してはブレンドが出来ないという決定的な欠点があります。
    ジェフさんのおっしゃるように、必要に応じて「臨機応変に」使い分けるのが良さそうですね。

  2. ありがとうございます。
    例にある図形は、「連結して塗るつぶす」で作成しました。(花子はドーナツ型の図形が作図テンプレートにないため)
    「連結して塗りつぶす」と、「交点で塗りつぶす」の機能は、複雑な図形を作成するにはかなり役に立ちます。しかし、図形と図形の「面の接合」(Illustratorでは「合体」)は、花子は機能がないので、花子だとつらいです。一応は「交点で切断して削除」と「1図形化」の組み合わせで何とかしてできますが、面倒が多いです。The Graphics DrawやIllustratorで図形操作をして、その図形をDXFやEMF形式ではき出して花子に読み込むと可能ですが。

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