花子には、言葉が意味的にほぼ一緒でありながら、概念と動作的には違う「画像枠」と「イメージ枠」というものがある。どっちを使えば良いのか、悩んだ方はあるかと思う。少なくても、筆者は迷ったことがある。
◆「イメージ枠」と「画像枠」、どう違うの?
- 「イメージ枠」は、花子に貼り付け後、ダブルクリックして花子フォトレタッチで編集できる。
- 「画像枠」は、「イメージ」に変換しない限り、花子でダブルクリックして花子フォトレタッチで編集できない。
基本は以上であるが、実はほかにも違いがある。
- 「イメージ枠」は、透過部分を含まない。
- 「画像枠」は、透過部分(アルファチャンネル)があらかじめ設定してあれば、花子で透過表示する。
- 「イメージ枠」は、「図形化」(花子で編集できるベクトルデータに変換)できる。
- 「画像枠」は、イメージ枠に変換しなければ、図形化できない。
- 「イメージ枠」は、透過部分の形を変更できないが、イメージの中でどの色を透過させるか、自由に指定・変更できる。
- 「画像枠」は、透過色の指定はできないが、「切り抜きパターン」が設定でき、いつでも変更できる。
- 「画像枠」を「イメージ枠」に変換できるが、イメージ枠は画像枠には変換できない。
「花子2006のすべて」には、イメージ枠と画像枠の違いについていくつかの説明があるが、今年の「花子2007のすべて」には、残念ながら、ほとんど説明がない。
「ファイル-挿入読込」を使うときに、挿入するファイルがイメージ枠として貼り付けられる。
総まとめ
- 花子の基本となる画像形式は、イメージ枠である。
- イメージ枠は、ダブルクリックすれば花子フォトレタッチで編集ができる。
- 透過部分のあるGIFまたはPNGファイルを挿入する時に、「挿入-画像枠の作成」で挿入するとよい。
- 切り抜きパターンを当てはめたい場合、「挿入-画像枠の作成」で、画像枠として挿入する。
- イメージ枠に右クリックして指定した色を透過させることができる。