Excel→花子はいけます!(技あり・・・)

コメント欄でisnさんより、「花子には数値を読む機能があるのでしょうか?」とのコメントがあった。そもそもの答えとして、「なにがしたいのか?」とのことだが、まずエクセルと花子とのマッチングについていえることとして、エクセルで作った作表を、少し工夫を凝らせば花子用に変換できる、との結論だ。

一つの注意点として、花子2007+Excel/PowerPoint 2003の環境が前提だ。花子2006でも大まかな操作は基本的に可能だが、花子2006以前には文字入力ウィンドウが無いため、下記のステップにある「文字入力ウィンドウ」に関する部分は飛ばしてもよい。

エクセルの表を花子で使える方法

  1. エクセルでセルの反映を指定して、コピーし、パワーポイントの空白のスライドに貼り付ける。オプションができてきた場合、「表として」貼り付けること。
    下記の表はサンプルである。
    Exceltohanako1_2
    (注1)PowerPoint 2007→花子2007では、上記の操作ができないので要注意(花子2007に貼り付けるとたん、文字化けしてしまい、ひどい結果になってしまう。)PowerPoint 2003で上記の操作を確認できているが、PowerPoint 2002でも対応できるはず。
    (注2)Excelで結合したセルは、PowerPointにはうまく反映されないことがあるので、PowerPointに貼り付けた後、空の行を削除したりする作業が必要な場合がある。
  2. PowerPointで表の見た目を整えたあと、コピーして花子の図面に貼り付ける。
  3. 花子で貼り付けた表が選択されていることを確認して、図形ーグループーグループ解除を行う。
    もしこれで列の幅を変えたりセルに背景を塗りつぶしたり、またセル自体の形を変えたりする必要がなければ、ここで作業が完了。
  4. 花子の表のすべての罫線を削除しておく。数字や文字データを一緒に削除しないよう注意する。
    Exceltohanako2
  5. 表のすべての中身を大きく選択し、文字ー図形で囲むー長方形を行う。表が変わったようには見えないはずだが、この操作ですべての文字データを一挙に、花子で個別に塗りつぶしたり枠線を変えたりする図形に変換できた。(このステップは、必ずしも必要とは訳でないが。)
  6. ここからが自由自在だが、たとえば表をすべて選択し、編集パレットで線種や線色を設定したり、また、セルを個別に好きな色で塗りつぶしたり、またセル自体の形を別の図形に変えたりすることもできる。当方はこのような表が数分で作れた。
    Exceltohanako3

このテクニックの利点として、文字入力ウィンドウにも表組みの文字データが表示され、編集できるという点は挙げられる。また、文字入力ウィンドウのメニューから「項目の並び順」を「横書きスタイル」から「縦書きスタイル」に変更さえすれば、論理的に表の中身を分析することができ、TPOに合わせて使い分けられる。
Exceltohanako4

また、表のデータを編集する際、文字入力ウィンドウの「オートレイアウト」が無効になっていることを確認する必要がある。

メリット1
花子から表データをSVGまたはEMFに出力し、Illustratorなどで再利用が可能

メリット2
花子で作成した表をPowerPoint 2000-2003に貼り付けて利用できる

メリット3
花子の高度な図形編集機能で、表のセルの形、塗りつぶし設定や枠線の線色と線種が編集できる

メリット4
セルとセルの結合が可能(結合したいセルを選択し、「図形ー上下ーもっとも上」にし、塗り設定を「塗りなし」にして、必要ない罫線を「交点で切断して削除」で消し、また結合したいセルを選択し直して「1図形化」を行う)

デメリット
セルの枠線全体の線種・線色が変更できるが、一つだけの罫線の線種・線色が変更できない(但し、上記のステップ4~7を行わなかった場合には、罫線は個別に線種・線色ともに変更できる)

「Excel→花子はいけます!(技あり・・・)」への3件のフィードバック

  1. さすがに使い慣れていらさるように見えます,自分も試してみようと思ったのですが,花子から直接エクセルのデータを挿入しても良いのかなと思い試してみたのですがどうでしょうか.

  2. ありがとうございます。この記事大変参考になりました。
    そして花子に数値を読ませたい理由はですね、...ひとつは今から長い時間をかけてエクセルを使い倒すより慣れたソフトに類似点があるソフトを使ったほうが効率がいいと思ったからです。
    2つ目は私見ですが、エクセルというのはグラフィック力を期待するより数値を計算、条件分岐させることに長けていると思います。(さばく数字と条件が多くなればアクセスのほうがいいんですが)その長所をめいっぱい使って数の仕事をしてもらい、グラフィック方面はそれが得意なソフトにやってもらおうかというのが、花子で表・グラフ・報告書をと、考えた理由です。

  3. Kojiro-smさんへ
    返事をありがとうございます。
    花子は確かに、他アプリからの直接コピペを受け付けます。
    問題は、その後です。
    データを花子に貼り付けたあとに、どれくらい加工できるか、また、データとして完全な状態で読み込みができるか、ということがポイントになります。
    たとえば、Excel 2007→花子2007に、数字だけのデータを直接貼り付けた場合、花子においてOLEオブジェクトとして貼り付けられます。結果として、綺麗に見えるし、印刷もできますが、花子において加工はできません。ダブルクリックすると、エクセルが起動し、Excelでしか編集できないようになっています。
    しかしPowerPointのデータの場合(2007を除いて)は、花子に貼り付けてから再利用・加工できる形になっていますから、PowerPointを一つのデータの受け渡しツールとして、Excel→PowerPoint→花子を提案してみました。
    ただ、花子で加工する必要がなければ、別にOLEオブジェクトのままで貼り付けていても良いので、そういうときはKojiro-smさんの案が有効だと思います。
    isnさんへ
    また揚げ足をとるような発言で申し訳ありませんが、エクセルと花子は、実はあまり類似点がないと言ってよいと思います。PowerPointを噛ませて初めて、エクセルのデータが花子で触れる形になります。両製品をお持ちであれば、いろいろと試してみても良いと思いますが、エクセルの数字、グラフデータなどをそのまま花子で扱うというのは、少し難しい部分があります。つまり、PowerPoint 2000~2003が仲立ちをしなければならない、ということです。
    一応、花子のグラフのデータ編集ウィンドウにエクセルの表データを貼り付けることはできますが、残念ながら、花子特有のドロー機能や効果は、作成したグラフには使えません。花子のグラフはエクセルと同様に、あくまでOLEオブジェクトとして存在するので、花子の限られたグラフ機能でなければ、編集できない形になっており、結局、isnさんのご要望に満たせないのではと思っています。
    むしろ、エクセルで表データと基本のグラフを作成し、メリハリはIllustrator CS/CS2でつけたほうが見栄えが良いのではと思っています。もちろん、花子のネイティブのグラフ機能に満足するのであれば、花子のみでもOKですが、先日の投稿にも書かせていただいたとおり、花子のグラフ機能はエクセルと比べてむしろ物足りないくらいなので、グラフそのものをどうしてもエクセルで作成する必要があります。
    ただ、数字データから自動的にグラフを生成する必要がなければ、花子でイチからグラフを作成することも十分に可能です。花子の「グラフ作成」機能以外には、「図解」機能もあり、数種類のブロック図形やオートチャートが作成できるし、イラストレーターにない機能もあります。エクセルとのマッチングだけは、期待できませんが。とにかく、可能性を広げたいのなら、思い切って花子を購入して遊んでみては?数千円で購入できてしまうもので、ひょっとして職場でも使い道が発見できるかもしれません・・・。

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