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PowerPoint for Macで作成したデータを花子で活用!

以前にこのブログでMacで花子データを扱うことについて投稿したことがある。ただ、その情報は単純に花子データを花子ビューアで見るだけの話であり、花子データ(JHD形式)をMacで開いてフルに編集することまで及ばなかった。

もちろん、花子のデータをMacでどう使うかによって、出力形式と方法も変わるが、Macで作成したデータを花子で編集したい場合は、PowerPointがためになる。

例えば、PowerPoint for MacでPowerPointデータを作成し、それをWindowsの花子に読み込むことができる。また、逆のこともできる。

ただ、やはりソフトのメーカーもOSも違うため、これは完ぺきな作戦ではない。さて、MacのPowerPoint 2008(いまの最新バージョン)のデータを花子に読み込んだ場合は、どのような結果になって、またどういった点に気をつけないといけないのか、一例を少し見てみよう。

PowerPoint 2008 for Mac→花子2010へ

下記のスライドは、PowerPoint 2008 (Mac) で作成した、ごく一般的な表紙スライドだ。shiretoko-slide-ppt2008

シンプルに見えるが、実はPowerPointの独特な機能をいくつか使用している。例えば…

  1. 「知床」の字にわずかなグラデーション塗り
  2. 写真はスライド背景に埋め込み
  3. 書体はMacの「ヒラギノ角ゴ」を使用
  4. フォントのイタリック体を使用

といった具合だ。

このPPTX形式のファイルを花子2010にそのまま読み込むと、どうなるのだろうか。

shiretoko-slide-jhd2010 「悪くないんじゃない?」と思われるかもしれない。確かに、一見して雰囲気的にはそう変わったようには見えない。

しかし、よーく見ると、PowerPointデータを花子に変換して明らかに変わったしまったことは下記の通り発見できる。

shiretoko-jhd2010-points

  1. PowerPointで設定したわずかなグラデーション塗りを設定したところ(「知床」の字)が、黒のべた塗りの字になってしまった。
  2. スライドの背景に埋め込んだ写真が、背景スライドから外れて、ほかのオブジェクトと一緒になってしまった。
  3. せっかくMacで選んだカッコいい書体はWindowsのMSゴシックに変換されてしまい、平凡な感じになった。
  4. PowerPointで設定したイタリック体は花子に読み込んだ時点で30°の斜体文字に変えられ、やや見栄えの悪い見た目になった。

では、これらの課題を乗り越えるために、どうすればよいのだろうか?

例えば:

  • PowerPointで設定する字のグラデーション塗りは花子で破棄されるため、PowerPointでテキストボックスを選択して「切り取り」をしてから「形式を選択して貼り付け」を選び、「PNG」として文字を貼り付ければ、グラデーション塗りの文字を花子でそのまま表示できる。(ただ、文字としては編集できなくなるので、要注意。また、文字の輪郭が多少ギザギザに見えることもある。)
  • スライドの背景は花子ではまた花子の「背景スライド」に戻せばよい。(ただ、スライドがたくさんあるときは面倒な作業が伴う。そのままにしておいても基本的に問題はないが、ファイルサイズの肥大化につながることもあるので、なるべく背景スライドを使う。)
  • 書体はMacにあってもWindowsにあるとは限らないので、なるべくOffice系の共通フォントをつかったほうが無難。
  • イタリック体文字の変換は花子の弱点だ。なるべくデータを花子に読み込んでから、イタリック体を設定したほうが時間の節約になる。

ただ、上記の例はたったの一例に過ぎない。内容によってはもう少し手を入れないといけないので、スムーズな変換を期待しないで覚悟の上で変換を進めることが懸命だ。

以上、いろいろと注意しなければならないことはあるが、Macで作成したプレゼンテーションやスライドショーを花子で扱うことはときによって便利なので、MacとWindowsの両方で作業をしなければならない人には必須な技となる。

Exploring Hanakoが生まれ変わる?

すでにジャストブログでサイトを持っている方にとって周知していることだが、3月末よりjustblog.jpのブログ(当ブログも含めて)が、シックスアパートという会社にサービスが移管されることになるらしい。

このニュースを聞いてExploring Hanakoについていろいろと考えた。

その結果、せっかく花子、イラストレーターなどのドローソフトのためにヒントや技を知りたくて訪問していただいている方のためには、当ブログを継続することを決心した。継続するどころか、デザインを一新させ、視野をもう少し広げて花子だけではなく、ほかのベクターグラフィックスのソフト(Visio、Illustratorなど)との比較や、作品の作り方、またこれらのソフトを日常生活において便利に使える方法についても、これから触れたいと思っている。

これまで更新不定期のExploring Hanakoだったが、皆様にじゃんじゃん参考にして楽しんでいただくためには当ブログのデザインもコンテンツも進化をさせ、そして自分自身も気持ちを改めてやっていけばいいんじゃないか!と思い立った。当ブログは3月には開設からちょうど4年目になり、めでたいときでもある!

ということで、3月末まではジャストブログのままで当ブログを継続し、それ以降はパワーアップ(!)した形で再起動!という、大胆な企画だが、実はほかのデザイナーの力も借りてすでに実行に移っている。自分自身の限界はあるが、経験のあるデザイナーとのコラボレーションならよりよいものが生まれるだろう、と希望を高く持って期待している。

なお、さまざまな変更により場合によってはExploring Hanakoのアドレスを変更する可能性があるので、きちんと詳細が決まったらまたこのスペースで必ず案内情報を投稿する予定。

もし「こういう情報がもっと見たい!」「こんな機能とウィジェットがあればよい!」という声があれば、リデザインの参考になるのでぜひコメントを下さい。

引き続き、よろしくお願いいたします。

花子2010の「カラースキーマ」のプロになろう!―その1

dining-set-initial花子2010のコンテンツにある「ダイニングテーブル」の部品で実例をみよう。

元々の画像は右にある。

まず、ダイニングテーブルと椅子を選択し、「図形―カラースキーマ」のメニューコマンドを選ぶか、カラーパレットにあるカラースキーマのボタン(color-schema-button )をクリックして「カラースキーマ」のダイアログを出す。

color-schema-1右図のように、ダイアログが表示される。が、カラーポイント(カラーホイルの中にある◎で囲まれている部分)がたくさんありすぎて、これだと編集が若干大変かも。

そこで一旦このダイアログを閉じ、ダイニングテーブルを合成解除して、まず色を変更したい部分だけ、選択をしてもう一度カラースキーマを選ぼう。

hint-box-1

次に、お皿、椅子の座布団とテーブルクロスを選択し、もう一度カラースキーマに挑戦。

color-schema-2

必要な部分だけを選択したため、カラーポイントが減った。さっそく編集してみよう。まずカラーポイントをどれか、直接クリックして回してみる。

「すべてのカラーポイントを連動させる」という鎖のようなアイコン(color-rendou-icon )がつながっている状態(オン)であれば、カラーポイントを回すことによってほかの色も相対的に回転し変わっていく。

カラーポイントを円の真ん中に移動すればするほど、全体の色が薄くなっていく。また、反対に円の外に向けてカラーポイントをドラッグすると、全体的に色が濃くなっていく。

このようにして色々な組み合わせが気軽に作れる。

dining-set-try1

  では、この中の一つかいくつかの色をそのままにして、ほかの色を変更したいときはどうすればよいのか?

color-point-kotei

固定したい色(カラーポイント)をクリックしてロックのアイコンを「色を反映しない」(かかった状態)にすれば、そのカラーポイントが太い二重の四角に変わる。これで色は固定される。

紛らわしいことに、これ以降ほかのカラーポイントを編集すると、固定したカラーポイントの色も連動して変わるように見えてしまう。しかし、「プレビュー」にチェックを入れて原画を確認すると、確かにいろは固定されているので一安心。

ここで覚えておく大事なポイントとして、四角になっているカラーポイントはいくらいじっても変わらない、という点だ。もっと奥が深いのだが、カラースキーマ、グラデーションと透明度設定でこのように仕上げてみた。

Diningsetdarker

まだカラースキーマについてよくわからなければ、「ここまで出来る!花子 技ありテクニック集」の112ページにそれなりに詳しい説明はあるので、ご覧あれ。

お集まりしませんか?…花子のオフ会について

先のブログの後半部分に書いたとおり、今年は当ブログが開設しておかげさまでもうすぐ4年目となります。これまでの温かいご支援、本当にありがとうございます。たくさんの方が検索して、このブログを少しでも参考にしていただけるのなら、存在意義はあると思います。

さて、花子2010という花子の最新バージョンが2月8日にリリースされるとのことで、ジャストシステムの歴史長いドローソフト花子についてユーザ同志で熱く語り合うべく、関西・中部・関東の3箇所(仮予定)で、ちょっとしたユーザの集まりを計画しています。

花子オフ会のイメージ図

これは上図のように、正式なリリースイベントでもジャストシステム主催のイベントでもなく、ただ単に花子、イラストレーターなどのドローソフトや、イラスト作成に興味のある方のための、とてもインフォーマル且つざっくばらんに話し合える小規模な集まりというオフラインミーティングのことです。

集まる場所は、各地の喫茶店(お馴染みのスタバなど)で、あらかじめメンバー同士が決めるくつろげる場所です。また費用は、各自が飲み物代と、場所までの交通費だけであって、特にお金がかかるものではありません。

花子やデジタルの世界でイラストを描いたり図面を作成したりすることに夢中な方、花子をクリエイティブで使う方、また単純にこれらのことについて語りたい方は大歓迎です。

各場所では3~10人くらいの、少人数でこじまりな集まりにしたいと思っています。(当方は、3箇所とも参加させてください!)

なお、具体的な地域、場所と日時はまだ未定ですが、ご要望に沿って決めたいと思います。(冒頭でも申し上げたように、関西・中部・関東と考えていますが、いまのアイデアとして大阪・名古屋・東京方面になります。)まずご興味のある方、ぜひこのブログのコメント欄に簡単なメッセージを残してください。(メールアドレスは公開されませんので、メールアドレス欄を使っていただいても結構です。) また、専用メールアドレスも用意してありますので、写真のキャプションに埋め込まれているアドレスでもご連絡をどうぞ。[2012.01.02更新]・・・当イベントの受付期間はすでに終了し、メールアドレスは閉鎖しましたが、またこういったイベントにご興味がありましたら、当サイトの「お問い合わせ」フォームよりご連絡ください。

jchap-bookshelf-glow

これはきっと、花子ユーザやデザイン関係に関心を持っている方には大切なイベントとなりますので、チャンスを逃さないで、ぜひとも顔を出してください。(遠方の方でも、まずはご連絡ください。多くの参加者が集まる場所に近いところにしたいと思いますので、ひょっとしてあなたの地域にも、ほかの花子ユーザがいるかも?)

では、皆様の積極的な参加を期待していますので、是非ご遠慮なく。どうぞよろしく!

隠れたツールボックスで花子の作業効率アップ

普段はあまり意識しないものだが、ツールボックス(ほかのアプリケーションでは「ツールバー」と呼ぶ)は、けっこう重要なものだ。

というのも、花子はWindowsアプリケーションである故に、キーボードでコマンドを呼び出したりすることはかなりできるのだが、思う以上にツールボックス上のアイコンを押したりする。特に「描画」ツールボックスのコマンドは、キーボードショートカットをちゃんと覚えていなければ、マウス(またはペン)でクリックして操作ことが多い。

toolbox-hyouji-settei花子の初期状態では、70個ほどのアイコンがずらりと画面に並ぶが、そのほとんどは自由に好みに合わせて削除したり移動したりすることができる。しかしもっと便利の良いことに、ふだん隠れているツールボックスを呼び出して、いつもメニューやクリップウィンドウの操作の代わりに素早くワン・クリックでできるものがある。

描画ツールボックスの空いたところに右クリックをして「表示切替」を選ぶと、右にあるような画面が表示される。

この画面で表示できるツールボックスの種類は、なんと25種類だ。(かなりマニアックの世界とも言える。)ご参考までに、花子2009と比べてVisio 2003は17種類のツールバーが表示できる。また、CorelDraw Essentials 4は、8種類から選べる。

花子のツールボックスの一覧はヘルプコンテンツの「ツールボックス一覧」に含まれているが、ここで特に便利そうなものを紹介したい。

 

ツールボックスのベスト3(?)

(1)位置合せツールボックス

ichiawase-toolbox

確かにクリップウィンドウの「編集―変形―配置」パレットには、これらの図形の位置関係のツールがある。しかし、クリップウィンドウを表示したくないときや、手短なところにツールを置きたい場合は、このツールボックスを重宝する。

またこのツールボックスの特に便利なアイコンは、右から7つめの「位置合せ詳細」(ichiawase-shousai-btn)のボタンだ。キーボードからだとALT+D, P, Pという かなり覚えにくいコマンドなので、ボタン1つで呼び出せるのは便利。

(2)文字飾りツールボックス

toolbox-moji-kazari

このツールボックスの機能の半分くらいは確かにクリップウィンドウの「カラー」パレットには含まれているが、いくつかこのツールボックスにしかない機能もある。例えば「字形解除」(jikei-kaijo-btn) のボタンは、選択した文字例の反転設定を解除することができるから、場合によってはかゆいところに手が届くような。

(3)基本図形ツールボックス

kihon-zukei

これは花子で当たり前すぎるツールボックスだが、実は花子の操作上のクセでこのツールボックスが勝手によく非表示になったりする。例えば、描画ツールボックスを使用して「基本図形」から「ブロック矢印」または「吹き出し図形」に切り替えたときに、都合の悪いことに「基本図形」が消えてしまう。上記の方法で常に表示しておけば、必要なときに使えるので少しは作業が楽になるときもあるだろう。

花子のツールボックスやアイコンはほとんど無数の組み合わせで自由に組み替えられるので、自分の作業フローとスタイルに合わせてカスタマイズして損はないだろう。

花子2010「カラースキーマ」で素早くバリエーションを!

前回の投稿で花子2010 RC版の新機能について触れたが、その中で一番デザイナーにとって使えそうな機能として、カラースキーマというものがある。

 

color-palette-zumen

 

color-scheme-menu イメージからわかりにくいのだが、図形(イメージ枠や画像枠では無効)を選択して、カラーパレットの右上にカラースキーマのアイコンが色で表示され、有効になる。また、メニューの「図形―カラースキーマ」でも呼び出せる。

 

カラースキーマが便利になるのは、2つ以上の図形を選択し、同時にそれらの色を相対的に変更したいときだ。この言葉での説明はわかりにくいかもしれないので、まずひとつのサンプルを用意してみた。

 

elves-color-variant

 

これでもさっぱりわからないかもしれないが、まず作業のステップを説明しよう。

 

まず、色変更の対象図形(二つ以上・・・グラデーションでも合成図形でもグループ化された図形でもよいみたい)、つまり一番上の小人みたいなキャラクターを選択して、カラースキーマを呼び出す。

 

次に、カラースキームのパレットが表示されるが、丸の中にある小さい丸をクリックして動かしてみるか、色相、彩度などに値を直接入力するのどちらかにより、先のステップで選択された図形の全体の色合いが変わる。

 

最後に、その小人を選択してコピーし、コピーをひとつひとつ選択しカラースキーマでまた色調整を行う。

 

かなり楽しそうだけど、小さい三つのアイコン   
color-scheme-detailicon )は正直に言って、意味不明。

 

RC版には新機能のヘルプコンテンツがないので、いろいろと試行錯誤して、やっとアイコンの使い方がなんとなくわかった。

 

 

 

グラデーションの色調整が楽になる?

 

花子のこれまでの難点だったところとして、グラデーションの個別の色調整がものすごく手間がかかっており、それゆえに花子を棚に戻してしまった人は少なくなかっただろう。

 

今回は残念ながら、グラデーションのスライダー(下記イメージ)の操作性は、一向に改良されていないことが判った。横にも伸ばせないし、グラデーションの段階が増えると数字がすぐに重ねあってしまい、全く操作できなくなりお手上げだ。

 

gradation-slider-bad ジャストシステム「花子」のグラデーションスライダー。      
少なくても花子12(2002年)以降、全く昔のまま。      
使いにくさも昔のまま。

 

gradation-changed しかし、右図のようにカラースキーマを使用してグラデーションの段階の色調整ができることが判った。(一番右のグラデーション段階(今回は白色)を変更するには、カラーホイル上の丸を選択し、カラーパレット上のロックのアイコン(hanako-lock-icon )を解除して(hanako-unlock-icon)するとうまくいく。

 

この機能は、大変便利。(次にグラデーションスライダーそのものの操作性を改善してほしいのは本音だが、カラースキーマでグラデーション段階の色が変更できることでも、細かい作業が楽になった。)

 

 

 

実は、そっくりさんだった・・・(汗)

 

イラストレーターCS3またはCS4のユーザーの方であれば、もうすでにお気づきだったのだろうが、実は今回の花子2010 RCで導入されたカラースキーマの機能は、イラストレーターCS3から大筋パクられたことがすぐにわかる。

 

ai-vs-hanako-colorscheme

 

Illustratorが初めてこのような形のカラーピッカーを搭載したのか不明だが、かなり似ているからジャストがアドビ社を真似したのでは?と思えるくらい。

 

この機能の由来はともかくとして、ユーザーによってはそれほど重要な機能ではないのだが、使い始めてみると色調整の作業が楽になるのは間違いない。

花子フォトレタッチを極めよう-その1

花子フォトレタッチというソフトは、かなり昔からあるソフトだが、花子2009にも現役だ。おまけ的な存在という見方もあるけれど、むしろ、花子自体の機能を補うためのツールとして、花子のユーティリティとしての位置づけがある。

では、花子フォトレタッチで何が出来るか?との疑問に対して、ダラダラと説明するのを止めて、まず実例を挙げよう。

まずは、この写真だ。オリーブオイルの瓶を三つ並べて撮ったものだけど、欠点がある。つまり、全体的に暗い。また、左右に余白がありすぎるのでは?と思う。

 

最初に「画像」メニューの「写真調整」で簡単に明るさとコントラストを修正してみよう。先に明るさを+30くらいにした場合は右記のとおりになる。全体的に色褪せの感じになったのがわかる。

 

次に、同じ「写真調整」コマンドでコントラストを+30にしよう。色がはっきりしてきたのがわかる。

 

これでひととおり、写真の色合いをなんとかしていい風に調整できたが、もう一工夫を施そう。エッジをぼかしてみることで、メリハリのある写真にしてみる。

写真を全部選択して(CTRL+A)、図のように「選択範囲」のパレットが表示される。

左下から二番目の「透明」のアイコンをクリックして、下記のとおり設定してみよう。

まあまあの出来映えだな。

Photoshop ElementsでもPaintGraphicでも、GIMPでもここまではできる。が、花子フォトレタッチは思ったよりもかなりシンプルで、あまり手間かからないでできてしまうのはプラス点だと思う。(しかも、メチャ速く起動できるのは花子フォイレタッチのもう一つの強みともいえる・・・)

花子フォトレタッチのソフト自体は数年もバージョンアップされていないのは残念なことだけど、このブログで説明したように、かんたんな写真の色調整やエッジのぼかし効果は問題ナシ。

毎年のパンフレットがついに到着・・・。

Hanako2009ad
ジャストシステムの登録ユーザーであれば、毎年、一太郎/ATOKや花子などのジャストシステム製品を宣伝するパンフレットが届く。例年だと、12月?それとも1月?にこのパンフレットが届く記憶があるが、今年はきょう、やっと届いた。

既にウェブサイトに公開されていることが多く、この宣伝物は目新しい情報は残念ながら、特になかった。しかし、花子2009の正式リリースがよりいっそう、現実となったことを物語る。

今年のバージョンは、文字入力ウィンドウ、図形加工機能、またEPS出力機能の精度アップというところが売りなのだが、どれもが花子にとって絶対に強化すべき機能だったと感じる。特に、図形加工の機能は、ほかのドローソフトにとって当たり前のものなので、花子はこれにおいてかなり遅れているが、必要なものをやっと認められてよかったと思う。

また、今回強化された文字入力機能は、PowerPointのアウトライン機能とは少し似ているものの、コンセプトとしてかなり強力なものだ。文字付き図形の入れ替えでさえ、この機能で簡単にできるので、「考えを整理するための道具」である花子の新しい時代がまさに始まりそうなのだろう。

最後に、話が全く脱線するが、ついこの間、当方はWindows Vista関連の新しいブログを開設した。もう10件の投稿があるので、Windows Vistaの可能性を広げたい方にはおすすめしたい。ぜひご訪問を。(たまに花子のことも触れようと思っている!)

http://jp.vistarewired.com

花子2009のEPS対応について

今月から、ジャストシステムの公式HPには、花子2009の情報が掲載されている。チラ見した花子ユーザーは多かったことだろう。(当方は、もちろん当日チェック済み!)(^_^;)

その中で、大変、気になる情報があった。花子2009はEPS出力機能が大幅に強化される、とのこと。そしてなんと、あのイラストレーターCS3の名前も書かれたりして、ひょっとして、互換性あり?と吉報のように聞こえる。

果たしてどうなんだろう?と思う方は多いと思うが、気になったのでさっそく花子2009でテストを行った。

下記の画像は、花子2008で作成したサンプルだ。(夏からのノコリモノで申し訳ないが。)ごらんのとおり、花子で図形の透明度、ドロップシャドウ、グラデーションなどを多用している。

■花子2008で作成した元画像(JHD形式)
Iwakuraflowerfest1

さて、これを選択して、ファイル―一部保存―選択図形をクリックして、EPS形式で保存。すると、EPSレベル2またはレベル3のどちらを選択するか、というダイアログが出る。ここで「レベル3」を選択して、OK。

さあ!次は、この花子2009から出力したEPSファイルを、アドビのイラストレーターCS3に読み込んでみよう。果たして、その結果は?

■花子2009から出力したEPSファイルを、Illustrator CS3でみた結果Iwakuraflowerfest2

ご覧のように、図形のグラデーションは、かなり綺麗に再現される。また、背景画像も、問題なく表示するので、一安心。また文字のフォントと、文字色も、ちゃんと反映されているし、花子で複雑にかけて重ね合ったドロップシャドウも、正しく反映されているように見える。

さて、問題点は?

  • 図形の透明度が反映されていないことがすぐにわかる。
  • また、文字のドロップシャドウの背後にある、べたの白いボックスがあるのは、気になる。(実は、これは花子2009がビットマップに変換してしまった一つのドロップシャドウだ。ということは、花子のドロップシャドウが、ビットマップに変換され、イラストレーターの効果であるドロップシャドウとして扱えない、との模様だ。)
  • 最後に、単語と単語の間のスペースが、空きすぎ(字間の問題)。(本当は、「Iwakura Flower Festival」が花子では元々、一個だけの文字枠だったのに、イラストレーターでは単語がそれぞれ別々の文字枠として出力されてしまったようだ・・・。)

では、これって、使えるの?―と疑問に思われるかもしれない。僕も、文字枠の変換結果を見て、「やっぱりな」と思った。…しかし!一つ前のバージョン、来年の2月まで現行の「花子2008」なら、どうなのかな?

■花子2008からEPS出力した結果(Illustrator CS3でみた場合)Iwakuraflowerfest3

なーるほど。そうひどくはないけれど、まず文字のドロップシャドウが一切反映されいていないことがわかった。そして、…。あの黒い四角い罫線は、なぜ?それは、イラストレーターのアートボードの境界線だ。花子2008は、図面全体を、ちょっと大きめに出力してしまったような。

でも、決定的なのは、花子2008で作ったグラデーションのEPS出力方法と、花子2009で作ったグラデーションのEPS出力方法の大きな違いだ。

花子2009のグラデーション出力は、図形は一つ一つ出力されて、ちゃんとグラデーション設定が保存される。が、花子2008のグラデーション出力は、下図のとおり、たくさんの図形を重ね合わせてグラデーションをシミュレーションしている、という方法だ。

■花子2008からEPS出力した結果(イラストレーターCS3「アウトライン」モードでみた場合)
Iwakuraflowerfest4

ということで、花子2009の文字関係と図形効果はまだまだ、EPS出力がイマイチかもしれないが、図形とグラデーションのEPS出力は、かなり上出来だといえる。

なお、上記の結果は花子2009のRC(ベータ)版で出力したため、実際に2月に出る花子2009の正式版では、改善されるかもわからない。

「図形加工」で表現力を高めよう

花子2009 RC版の新機能、「図形加工」(作図パレットに追加)で、先ほどのブログにも書いたが、これまでに花子で苦労に苦労を重ねて行っていたこと、またできなかったことが、見事に、そして、やっと実現できた。

下記の図解でいくつかの「図形加工」のパターンを作成してみた。
(参考までに、タイトル文字は花子2009のもう一つの新機能、「タイトル文字」で作成)
これで、この機能でだいたい何ができるか、少しでも分かっていただけたらと思う。

(なお、言うまでもないことかもしれないが、花子2009はいま現時点でベータ(RC)版となっているため、この機能の仕様が変わる可能性があるのでご注意を。)

Hanako2009zukeikakou_2

これは、本当に嬉しいことだ。「今さら、何・・・」と思われる方もいるかもしれない。確かに、だいたいのドローソフト、イラストレーターもFireworksもVisioもOpenOffice Drawも、このような機能がだいぶ前から含まれているので、決して革命的なものではない。

しかし、花子をよく使う人々にとっては、これは表現力アップに確実につながるので、ここでむしろ、賞賛の言葉を。