牡丹の絵(花子の透過画像の表示問題その2)

3月14日に投稿させて頂いた、「花子の透過画像の表示問題について」いくつか貴重なコメントが投稿された。

それを受けて、いったいどのようにして、花子2008を使って透過部分のある画像(アルファチャネルが含まれるPNGまたはGIF)を、滑らかに表示できるのだろうか、少し実験をしている最中だ。

1つの結果は下記のとおり。

Botanwithbkgdfromhanako

牡丹の画像は、「日本の伝統文様」(MdN出版)から借用。
よくみると、牡丹の花の輪郭に、ギザギザがある、つまり滑らかではない表示になっている。イメージとして、だいたい雰囲気は伝わるとは思うが。

その元画像は、PSD形式(Photoshop)のものであり、Photoshop 7で開いて、牡丹の部分だけのウェブスライスを作成して、「ウェブ用に保存」のコマンドで、PNG-24の透過画像として出力した。また、それを花子の「ファイル―他形式の保存/開く―画像・イメージデータを開く」で図面に読み込み、それをダブルクリックして花子フォトレタッチで「画像―タッチ・モザイク・ノイズ」で少し布のような効果を加えてみた。

しかし、元々Photoshopで編集していた画像は、このように表示された。

Botanphotoshopreduced

背景の市松模様は、透過部分を表している。

花の輪郭部分が、元々、こんなに綺麗だったんだー。

しかしこれがあっても、花子で選択した図形を即座に、ビットマップの世界で編集できるなんて、やはり、花子の大きな特長だと思う。下記のとうな効果、花子フォトレタッチですぐにできる。

Botanwithidoukouka

白い花だけにピント合わせて、あとは「画像―ぼかし・シャープ―ぼかし・変形」で左側のブラー効果をかける。色々な可能性がある。また、花子フォトレタッチで画像を閉じたときに、またベクトルの世界、花子に戻ることになる。(上記の画像の背景部分だけは、花子本体で作成した。)

こうしてビットマップとベクトルの世界に自由に行き来することは、ある意味で、グラフィックスソフトのあるべき姿だと思う。イラストレーターのライブ・ペイントという機能は、どちらかというと、ベクトルの世界で作ったものを、またベクトルの世界で、あくまでPhotoshop感覚で着色ができるようなものだが、花子と花子フォトレタッチの組み合わせで、同じことが可能だ。

あとは、どれだけ解像度と、画像の輪郭の滑らかさを要求するのかだけだ・・・。

PowerPoint 2007から花子に貼り付けた文字を編集しやすく!

やってみないとわからないことだが、前のブログでも取り上げているように、PowerPoint 2007から花子にデータを渡すときに、いくつかの課題と難点はある。

ここでは、あえてリストアップしないが、特に目立つトラブルの1つをピックアップしたい。

PowerPointのテキストボックスは、花子に貼り付けると・・・。

Inoutadatakatextboxcomplaint

実験してみたところ、PowerPoint 2007のスライドにテキストボックスを描き、任意の文字列を入力し、またそれをクリップボードにコピーして、花子に貼り付けるときに、そうだ、「貼付枠」として貼り付けられてしまう。「貼付枠でもいいんじゃない?なにがイカンのか、よくわかんないけど」という方もいるかもしれない。

それが、実は、花子の図面に「貼付枠」として貼り付けられたテキストボックスは、再編集できないどころか、文字として扱うこともできず、文字入力ウィンドウ(花子2007以上)にも、表示されないのだ。文字を貼り付けてから修正をする必要なんてないぞ!と言い張るのなら、よし、喜べ。あなたはもう関係ない。しかし、これはあとのことを考えると、文字が修正できないことは、大変不便なことだ。

Textboxfrompptissues

こんな状態でいいんだろうか・・・。(汗)

PowerPointから花子に貼り付けたテキストボックスを有効に使おう

幸いなことに、解決策はある。
やはり、花子の「ツール―オプション」で色々漁ってみると、出てくるものだ。
ただ、花子2008(以上?)でしか、この解決策は使えない。
また、クリップウィンドウの「オプション」パレットでは、この設定はできないので、要注意。

ツール―オプションの「操作環境―他形式変換」には、「Microsoft Officeグラフィックオブジェクトを作成する」という項目がある。ただ初期状態では、「しない」になっている。これが犯人だ。「する」にしておいてから、OKをクリック。

Hanako2008msofficepaste

そして、もう一度、PowerPointのテキストボックスをコピーして、花子に貼り付けてみよう。

Textboxfrompptaftersetting よっしゃー、成功だ!これでやっと、PowerPointのテキストボックスの文字が、花子で編集できるようになった。(文字枠の上にカーソルを置くと、Textboxcaninputcursor のカーソルが表示されるので、文字入力可能な状態だということがわかる。)行送りは変だけど。(なぜか、花子に貼り付けると、「・・・人物である」の文が「あ」のあとに送られる。PowerPointでは、そうではなかったのに。)

しかし元々、この設定を変えなければ文字枠の編集ができない、というのはかなり不思議なことなんだよね・・・。

花子の透過画像の表示問題について

文句ばかりでは、良いモノが作れない。

そういう精神で、このブログで作品やテクニックの紹介に集中しており、かなり目につく限りでなければ、製品の使い勝手やトラブルについて、割と不満を控えているほうだと思う。(自分だけがそう思うかもしれないが・・・)

しかし、ツールに欠陥があれば、作品作りに支障がで、それを乗り越えるための時間は、もったいない。

今回の投稿は、特に花子2008から表に出てしまった、透過画像(PNGまたはGIF)の表示問題について、問題提起をし、当方の実験結果を皆さんのために発表したいと思う。また、同内容を、ジャストにも近々報告し、製品の改良をお願いする予定。

もうお気づきの方は居るかもしれないが、どういうトラブルかというと、花子または花子フォトレタッチ3から出力した透過PNG/GIFは、透過部分と表示部分の境界線(ふち)に、白いギザギザがはっきりと見えることだ。

これはなぜ問題かというと、下記の実験サンプルのように、色の付いた図形や背景の上に、その透過画像を置くときに、そのギザギザの輪郭が目立ち、ハロや、オーラみたいな、思わぬものに見えてしまう。

気になさらない方も居るかも分からない。しかし、長年、花子のようなドローソフトに慣れ親しんできた人々には、たまらないものだ。

「花子だけの問題じゃないのでは?」と言われる方に対して、逆に、これは花子特有の問題であることを、下記に証明したい。まず花子2008での結果を見せて、次にいくつかの有名なドローソフトやレタッチソフトの結果を紹介したいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

以上、お分かりだったのだろうか。

せっかくいい機能(イメージ枠の透過部分の保持)が花子2008から搭載となったのに、このようなトラブルがあると、本当に残念に思うよね。値段なりの結果と言われると、痛々しく認めざるを得ないが、ジャストにはそれなりに開発力があるようで、これも、一つの課題として、乗り越えてほしい。

<2008年3月16日追記>
不意に「コメントを受け付けしない」設定にしてしまい、すみませんでした。直しました。コメントがあればどうぞ。
別ブログですが、きっちーさんからこれについてコメントがありましたらのでご覧ください。

http://uu-luckingkch.justblog.jp/ademo/2008/03/post-a455.html

花子のウィキペディア記事の紹介

前からご存知な方は多いかもしれませんが、花子はウィキペディア (http://ja.wikipedia.org/wiki/花子_%28グラフィックソフト%29) の記事があります。

本日、その記事に「他社製品との機能比較」の一覧表を追加しました。

Illustrator, Visio, PowerPointと花子とはどう違うか?どう使い分けるのか?何が強みなのか?について一通り概要を知りたい方、是非、ウィキペディアの記事をご覧ください。

また、ウィキペディアはユーザーによって編集可能なので、もし追加情報や間違っている情報が見つかれば、ご自由に編纂してください・・・flair

図形効果「光彩」―その2

花子2008の「JSフォントエフェクト」ツールで字を作成して、花子2008で「光彩」の図形効果と背景などをつけたサンプル。波線は、花子の「コンテンツ―部品」で「波」を検索し、合成解除・グループ解除をして必要な部分だけを抽出。さらに、光彩(かすかな白)をかけて、全体的にぼやとしたイメージができた。

Aquarian_2 

一切、花子フォトレタッチを使用せず、全部花子2008で作成した。

泡を描くために、泡ひとつを描いてから、それをコンテンツパレットの「ストック」に保存して、描画ツールの「部品スタンプ」を選び、泡をたくさん描いてみた。また、背景色は、透明度のあるグラデーションを2種類、使って重ねてみた。

なお、ひとつ注意事項がある。花子2008の新しい図形効果は、Web出力(GIF・PNGやJPEGなど)ができないという、とても都合の悪い問題を抱えている。そのために、次の方法でイメージを出力するときに、図形効果がついてこない。

  • ファイル―他形式の保存―ホームページ素材として保存
  • Web画像の切り出し(描画ツールボックス)
  • 解像度を指定して切り出し(描画ツールボックス)

「だったら、図形効果をどうやって出力すれば・・・?」との声に対して、出力したい図形を選択してから「ファイル―一部保存―選択図形」の方法がある。しかし、出力サイズは指定できないので、出力してから花子フォトレタッチやその他のビットマップエディターで画像のサイズ変更をする必要がある。面倒だけど。