花子で極端なカーブをなめらかにする小技

多少意外な方法になるかもしれないが、少々の努力だけで、くねくねする線を、より緩やかなカーブのある曲線に変える方法はある。

これは少なくても、花子12~花子2008で使える。ただし、「角度スナップ」を解除しなければ、思い通りの結果にはならないので、その設定だけ、確認しておくとよい。

  1. 曲線を「図形の選択(拡大/縮小)」で選択する。
    Linesmoothingstep1_2 
  2. 直線のツールをクリックし、曲線の左の端点の上にカーソルを置き、下図のように「端点」の表示が出たら、左クリックをして、直線の始点を描く。
    Linesmoothingstep2
  3. マウスの左ボタンを離さずに、曲線の終点まで、ドラッグする。「端点」がまた表れたら、マウスのボタンを離し、直線が引かれる。(今回のサンプルでは、あえて直線の色を直線と違う色にしたが、特にいろにこだわらない。)
    Linesmoothingstep3
  4. ツールボックスの「ブレンドモード」(Blend_mode_icon )のツールに切り替え、上のステップ3で描いた直線と、元の曲線にそれぞれクリックをする。
    Linesmoothingstep4
  5. こうすると、「ブレンド実行」の下記のダイアログボックスが表示される。下記のように、ステップ数を「1」にして、「合成図形にする」のチェックを外すなどして、OKをクリック。(その先に「プレビュー」をクリックすれば、結果が確認できる。)
    Linesmoothingstep5
  6. 下図のように、元々描いた曲線と、直線の間に、曲線より滑らかになった曲線が描かれる。
    Linesmoothingstep6
  7. ここで、元の曲線と直線を削除すれば、出来上がりだ。
    Linesmoothingstep7_2 

この方法のメリットは、元々描いた曲線の始点と終点に、滑らかになった曲線が描かれるので、いちいち曲線の端点を直す必要はないので手間を省ける

ちなみにイラストレーターも、同様なやり方でブレンドツールを使って滑らかな曲線は描けるが、ブレンドを行ったあとに「オブジェクト-ブレンド-拡張」で、それぞれの曲線を別々のパスに分ける必要がある。だから、イラストレーターの場合はむしろ、スムーズツール(Aics3smoothtool )を使ったほうが、大雑把でありながら、自由に必要な部分だけを滑らかにできて便利だろう。

こういったパス変形の効果が発揮できるのは、ドロー系ソフトの醍醐味だ。MSオフィス(Word/Excel/PowerPoint)などで思い通りに描画し切れない曲線、花子を噛ませたら、あとはカット・アンド・ペーストで、さくさくと好きな形が描けて、頼もしい。

花子2008、部分選択がより簡単に?

ジャストシステムの花子2008の商品説明のページを最近見て、ふと気づいたこと。花子2008で描画パレットのアイコンの配列が変わったとか。

http://www.justsystems.com/jp/products/hanako/capture02.html

商品説明のページには、確かに「オートマーカー」の機能が2008バージョンより追加となり、そのアイコンをどこかに入れなければならなかったため、この描画パレットに登場したようだ。

しかし、それだけではないようだ。つまり、2007バージョンまで3つの部分選択のアイコン(Bubunsentakuhenkei Bubunsentakuchoutentuika Bubunsentakuchoutensakujo ) が1つのアイコンに集約されていたが、2008バージョンより2つのアイコンに別けられ、部分変形のアイコン(Bubunsentakuhenkei_2 )と、部分追加または削除のアイコンとなった模様だ。

結論として、部分選択のツールをよく使う方々には、これまで二つのクリックが必要だった操作が、1つのクリックだけで済むことになる。操作が簡略化され、ありがたいことだ。

また、図形の選択(回転)ツールも、図形の選択(グループ内選択)も、これにより位置が変わる。必ずしも悪いことではないと思うが、少し戸惑う方がいるかも?

ご存じの方は多いとは思うが、花子の「ツール-割付-キー」のコマンドで、上記の操作も含めてだいたいの花子の操作を任意のキーに割り付けることができる。

Key_allocation_menu

「図形の選択(部分選択)」などのコマンドは、右側の「一覧」の「標準機能」の中にある「パレット」で選べる。

またもや?の透過画像・・・。

花子2008のリリースまで、あと3週間だ。つい先日、ジャストシステムのVersion UP!新商品カタログが郵便で届き、花子2008もその中の1ページ程度で取りあげられた。

その中で、興味深いことに発見。それは、「その他の強化ポイント」にあったのだが・・・

GIFやPNGなどの背景透過画像が扱えるようになりました。

という、短い説明だ。

Snowmanええっとー。花子は、すでにGIF/PNGの背景透過画像の表示に対応しているのだが、これも実は奥の少し深い話で・・・。

まず現状(花子2007)のこの機能はどうなっているのか?をレビューしてみよう。

  • 花子2007は、画像枠として挿入したGIFやPNGなどのファイルの透過背景を、表示できる。
  • イメージ枠でも、画像の上に右クリックして「透過色設定」さえすれば、背景色の透過はできる。

はい、では、すでにここまで、花子が背景画像の透過に対応しているのであれば、わざわざ、「その他の強化ポイント」に宣伝しなくてもいいんじゃないかと思うのだが・・・。

実は、これまでの花子では、この背景透過画像の表示機能には、弱点があった。それは何かというと・・・

  1. 花子で図形を選択して、花子フォトレタッチで立ち上げ(イメージ枠に変換)、花子フォトレタッチで透過設定をして花子に戻したイメージ枠は、透過設定がハキされてしまう(つまり、台無しにされる)。
  2. デスクトップやWindowsエクスプローラからGIF/PNGの透過背景のある画像を、花子にドラッグ&ドロップしても、透過部分は元の色で表示されてしまう(つまり、透過設定が、また台無しにされる)。
  3. 「ファイル」-「挿入読込」で挿入したGIF/PNGの画像も、透過部分が破棄され、白地で表示される
  4. 透過部分とそうでない部分の境界にギザギザがよく見られる

今回は残念ながら、花子フォトレタッチのバージョンアップはないようなので、まず上記の(1)はペケだ。むしろ、今回のバージョンアップで改良される部分は、上記の(2)と(3)ではないかと。

ま、これは2月の楽しみだな・・・。

壊れたのは自分?それとも「文字付き図形」?と悩んだとき

この間、仕事で花子を使って企画書の作成で必死だった。プロジェクトの細かい予定表みたいなもので、縦軸がプロジェクト項目であり、横軸が月だった。

こういった管理表みたいなものは、ドロー系ソフトではなく、普通はエクセル、ワードやMSプロジェクトなどで作成するのが賢い。が、エクセルのセルの枠線機能がかなり大変であり、また図形作成においてあまり自由度がないので、思い切って花子2007で作成してみた。

それが、文字付き図形の調整をしようとしたところで、大きな問題にぶつかった。その問題とは、図形を縦に広げようとしても、その中にある文字が必ず上に引っ付いてしまうことだった。最悪なことに、「文字付き図形」のパレットの「配置」を一生懸命調節しても、文字の位置が全くかわらない、とてもしつこいトラブルだった。

Sampleprojectchartboxes

これこそ、バグだろう!と思って、自分がどうしても花子を使おうとした愚鈍さを自分で責めているところで、やっとその原因が発見できた。
一つの違う事例で説明しよう。

まず、新規図面を開き、適当に背景となる図形を下敷きに描いて、プレーンBに切り替えてプレーンA(下敷きの図形)のロックを設定しよう。何も選択していない状態で、「文字」―「文字枠スタイル」のダイアログボックスを開く。

Mojinyuuryokustylenyuuryoku_2

ひとつ気づくことがある。それは、ダイアログボックスの左上のタイトルバーのところに、「(入力)」という文字が入っていることだ。

さあ、次に「補助」のタブをクリックしてみよう。僕がここまで来たら、トラブルの原因が何となく、特定できた。
ぱっと見て、わかるのかな?

Mojinyuuryokustylenyuuryoku2 

はい、そうです。それは、文書枠の領域の「固定」にしかチェックが入っていないことだ。
実は、この状態で入力すると、文字が図形の上付きになってしまう。
また、もっとまずいことに、花子は最後に使った「文字スタイル(入力)」を
記憶してくれるので、一回この設定を不意に触ってしまうと、
次に作成する図面も、同じことが起きてしまうという、二次災害もあり得る。

Circulardiagram1wrong

また、これらの図形を選択していくら「文字付き図形」パレットの位置を変更しようとしても、どうやっても、文字の位置は変わらない。はあ〜、悲劇な話である。

この解決策は、もう描いたしまった図形はどうしようもできないみたいだが、もう一度、何も選択しない状態で「文字」―「文字枠スタイル」のダイアログボックスを開き、「補助」シートの例の「文書枠の領域」のところに、「行自由」にも、チェックを入れてOKをクリックする。

そして、もう一度、図形を描いて、それぞれを選択して文字も入力して、文字付き図形を作成しよう。

Circulardiagram1right

《ポイント》
基本的には、図形を選択した状態で文字を打つと、
それが「文字付き図形」になる。
今回の失敗事例の場合、文字入力スタイルの文章領域が「固定」
になっていた
ので、文字も自動的に固定の位置に
配置されてしまう原因になり、
あとでレイアウトの大きな悩みの種にもなっていた。

花子は、文字付き図形についてPowerPointやVisioよりフレキシブルではあるが、一歩間違えると、大変なことにもなりかねないので、入力時に設定によく注意をして、作業しよう。