花子2008の文字入力機能…どこが変わる?

もう花子2008の商品概要と仕様を見た方は多いかもしれないが、改良されたといわれる「文字入力機能」について、少し気になる点がある。

それは、「オートマーカー」の機能だ。

JustMyShopの花子2008の商品説明ページには、次の説明がある。

2008inputwindowsample

うーん。新しい文字入力のアイコン(矢印が付いたヤツ)をクリックして、図面の好きなところにクリックして、タイプする。それは、花子2007の仕組みと、どこが違うの???

花子2007の文字入力の仕組みというのは、

  1. 「文字枠作成」のツール(Yokogumimojiwakusakusei横組みまたは縦組み)をクリック
  2. 図面の空いたところに、または図形の上にクリック
  3. 入力する

文字枠の選択を外したときにはじめて、文字入力ウィンドウに文字が表れる。

しかし花子2008は、それを若干進化させただけみたいだ。文字を入力している途中でも、文字入力ウィンドウに、打っている文字が同時に表れる。まっ、これは確かに、いいと言えばいいのだが。凄きメリットとして訴求するまでもないような気もする。

はい、そこで質問。この新しい入力ツール(2008textinputicon )があれば、前の入力ツールはもう、要らなくなるのでは?またそもそも、なぜ古いツールがインターフェースに残っているのだろうか?

もうひとつ、ジャストの商品説明を読むと、この新しい「オートマーカー」機能でできることがわかる。それは、オートレイアウトで、文字を入力している途中に、文字枠の邪魔になる図形を退かせてくれる、という機能だ。いまの花子2007には、確かに「オートレイアウト」機能があり、文字入力ウィンドウに入力した文字が、図面にある図形に被れそうになったら、花子が自動的に下方向に図形をずらしてくれる。これはこれはいいのだが、自動的に図形を横にずらすことは、花子2007ではできない。また、行を削除すると、図形の位置は引き上げられない。

そこで、花子2008には、図形を自動的に横にずらす機能はないようだが、行の削除で図形の位置を引き上げることはできるようになったようだ。これもまあ、あると少しは役立つのかな、と思う。少しは。

しかし、ジャストに止めてほしいこの言い方。レイアウト操作に気を取られることなく文章入力に集中でき、スムーズに図面を作成できます」現実世界の話、レイアウトは大変だ。ツールが自動的にやってくれることは、まずない。もう少し、言葉を選んでほしい。ある、特定の状況において、レイアウトの調整作業が少し楽になる、という言い方のほうが正しい。これは、マーケティングと現実世界の違いであり、どうか、花子2008に乗り換えようとしている方に、悟っていただきたい…。

もし、PowerPointのように、何パターンかのレイアウトテンプレートがあれば、ためになる場合があると考えられる。また、文字の回り込みも、すごくためになるのだが…。これは、花子と純粋DTPアプリケーションの違いだな。

花子2008、いよいよ発表

本日、いよいよジャストシステムが花子2008の大まかな仕様と発売予定日を発表した。

http://www.justsystems.com/jp/products/hanako/

見るには、JustSuite 2008は勢揃いだ。(あの、商品箱のくねくね模様は気になるんだけど・・・)
Justsuitehanako2008

一気に来たかあ!

自分として、花子2008に含まれて意外だった新機能は、

  • 「図形効果」(精密なドロップシャドウや光彩効果)
  • 選択されている図形やイラストの自動入れ替え
    「すでに挿入されている画像などを入れ替えたいときには、入れ替えたい画像をコンテンツパレットからクリックするだけ。挿入し直したり、大きさや位置を調整が不要ですばやく置き換えられます」
  • トリミング(切り抜き)機能(これまでは花子フォトレタッチで行わなければならなかったものが、花子本体でできるようになった)

うむうむ。図形効果か。やっと、PowerPoint 2007に追いついたのかな?
ちなみにPowerPointとの互換性においても、.pptxファイルが読めるようになったようで、PowerPoint 2007とある程度(ま、本当にある程度になるかも)の互換性があるようだ。この点は、花子2007の残念だったところなので、ここをジャストシステムが見落とさずに対応してくれたことはよかったと思う。

トリミング機能も、サンプルの画像を見ると結構簡易のもののようだが、これはやはり嬉しい。いや、かなり嬉しい。これまで企画書を作っているときに、何回画像を貼付け、また「図形のイメージ化」をやって、花子フォトレタッチであれこれやって、また花子本体に戻って寸法を直させられたか・・・。これは、あまり期待しないふりをしながら、密かに、期待しておこう。

絵コンテンツも増えたな。+1,167点だって。がんばるな、ジャスト(のグラフィックデザイナーたちよ)!

残念だった点は、いま仕様を見て思いつくところが、

  • SVG対応にいっさい、手が加えられなかった
  • EPS対応も、Version 7までのまま(あ〜)
  • 花子フォトレタッチはバージョン3のまま!(これもまた、あ〜。)
  • パスフィンダー的な、ベクトル系の機能(合体、切り抜きなど)が、ないいいい

やはり1年でできることは、限られていると思う。メーカーの自業自得だとは思うが。しかし、僕の勝手な意見として、ずっと改良しないままにしてソフトの開発を放置するよりも、少しずつ改良してくれたほうが、まあまあ、いいのかなと。家計に響くと相変わらず喚く方が多いかと思うが。(それには異論なし。)

来年の2月だゾー、花子2008!
現行の花子でも、新しい花子でも、お互いにその描画の可能性をいろいろと、堂々と試そう。

花子2008 RC版の秘話(?)

最近は全くといえばよいほど、花子の次期バージョン(花子2008)について、ジャストシステムからニュースも発表もなく、沈黙状態だ。(これは、マーケティングの手法として、最悪だ。通常は、商品が出ますよ〜、と何らかの示唆や前触れがあるが、ジャストシステムはどちらかというと、それを関係なしにしてこまめにバージョンアップしてしまっている。これでいいのか、ジャスト?もう少し販売戦略をしっかりと考えなくてはならないのでは?)

しかし、きょうヤフーブログ検索でちょっと探してみたところ、もう花子2008のRC版(リリース候補)を手に入れた方がいることを確認できた。

http://blog.goo.ne.jp/vegatair/e/565ac8c095f9e16219c3ea9b00976a14

文字関係が使いやすくなったと報告されている。(具体的にどう改良されたか、ただいま聞き込み中・・・)

[12月8日訂正] なぜか、この方は、花子のRC版の話を自分のブログから削除してしまったようだ。「うっかりミス」だという。それにしても、残念・・・。

またGoogle検索してみたところ、2ちゃんねるにも花子2008について投稿があったようだ。モニターにならないかとメールが2回も届いた方もいたりする。少し、うらやましい。

ということで、2008年には、ちゃんと、花子2008が出る模様だ。

ジャストシステムのHPにも全くなにもニュースがないのは、依然として不思議でたまらないのだが。