こんな機能があったらいいなぁ・・・。

この間、花子2007について、思い切ってジャストシステムにたくさんの改善要望を出させてもらった。その内容は、このドキュメントでまとめて送った。

http://www.exploringhanako.com/wp-content/uploads/archive/2007-05-18-hanakoreport.pdf

ジャストの回答が、思ったより早く、4日間くらいで届いた。出した要望に対してかなり簡潔すぎる回答じゃないか、と感じたが、とにかくその早い対応と、ユーザーの要望を積極的に聞いてくれるジャストシステムには、感心した。

出した要望のなかには、「分散・密集」・のような、ベクトル系フィルターを追加してはどうだ、というのがあった。例えば、このようなことができるような機能だとか。

Bunsanmisshuuidea1_2

Bunsanmisshuuidea2

花子の標準機能を使ってこのような演出をするのは、かなり大変だというか、手間で仕方ないと思う。そこで、機能があれば、上記のような、爆破的な(!)な効果が得られるのはと。ある間隔で、ある回数で、方々に図形をコピーしていくといった機能は、例えば構成部品の分解イラストなどにも欠かせない機能だろう。

これもやはり、マクロでできそうなものだが・・・。

さくさくっと。

花子の強みの一つ、起動時間の短さが挙げられる。

花子2007と他社製品の起動時間を実際測って横並び比較してみたところは、下記のとおり結果が出た。

Visio 2003・・・                            4.8秒
PowerPoint 2007・・・              5.9秒
花子2007・・・                        6.2秒
DrawGraphic 2・・・                6.7秒
Fireworks CS3・・・                    10秒
Illustrator CS3・・・               52.1秒

ベンチマークテストの環境は、Toshiba DynabookのTX/66A、1GB RAM/Celeron M 1.73GHz/Windows Vista Home Premiumだ。また、上記の数字はいずれも、同アプリケーションの2回目の起動時間を表す。

花子フォトレタッチ3は、これらよりもっと素早く立ち上がる。上記の環境で、約1.4秒で完全起動。フィルターの処理時間がノロノロのものもあるのだが、花子フォトレタッチは普通に使う分、軽快そのもの。

実際の話、最近職場でPhotoshop CS2とFireworks 2004MXを使って200点くらいの写真のバッチ処理(リサイズ、キャンバスの追加など)を行わなければならなかった。しかし、結局のところ、いずれの製品もバッチでシャープ処理+ダイアログなしのファイル保存ができず、花子フォトレタッチ3でシャープ処理を行った。ものすごい時間がかかるかと思ったが、200点を1時間くらいで完全制覇。ちょっぴり、うれしかった。

以上をふまえて、さくさくと動くソフトとして、花子はトップクラスだ。

花子のヘルプ機能を、より便利に!

花子には、ほかのソフトと同様に、豊富なヘルプコンテンツが用意されている。これをアクセスするには、F1のキーを押すか、メニューから選ぶことができる。この操作で表示されるヘルプ画面は、別ウィンドウで立ち上がる。

しかし、花子(少なくても2007まで)のヘルプ機能の最大な欠点と思われる部分は、ヘルプ画面が必ず前面表示になっており、わざわざ退かさないと花子の図面で作業できないのだ。一回ヘルプを見て終わり、という状況であれば、このあり方でも大丈夫だろうが、細かい操作説明を追いながら図面を描く、という時には、これは不便な時があると感じる。

Helpscreenobscures
ヘルプ画面を立ち上げるときに、図面がほぼ見えなくなる

そこで!花子13より、「ブラウザ」のシートが登場しており、これを使って花子の図面で作業をしながら、ウェブが閲覧(参照)できる、という便利な機能に注目。これをうまく使って、花子の「クリップウィンドウ」にヘルプコンテンツを表示させている間にヘルプを見るのは、スマートではないだろうか。実は、花子13以上なら、これができる。以下、セットアップ手順を紹介しておこう。

■花子「ヘルプ」コンテンツをクリップウィンドウに表示させる手順

  1. 花子で図面を開いた状態で、F1を押す。
  2. 立ち上がってくるヘルプウィンドウで、任意のヘルプトピックスを選択して、右側のヘルプペインで右クリックをして「プロパティ」を選ぶ。
  3. 立ち上がってくるプロパティの情報に「アドレス (URL)」があるので、それをマウスで選択してCTRL+Cでコピーしてから、ダイアログボックスを閉じる。
    Addressforhelp
  4. 花子の図面に戻り、クリップウィンドウで「ブラウザ」のタブを表示させる。
  5. 「ブラウズ」パレットのアドレスバーに、上記のステップ3でコピーしたアドレスを貼り付けて、ENTERを押す。すると、下記のように、ブラウザパレットには、ヘルプのコンテンツが表示される。
    Helpcontentinpalette

残念ながら、現状の花子にはヘルプコンテンツのHTML目次がないので、目次をパレット上で表示させることは難しい。が、Tipsなどのコンテンツは、目次があるので、この方法だと便利にアクセスできると思う。

もう一つ、もし特定のヘルプページをブラウザのホームページにしておきたい場合、花子「ブラウザ」パレット左上の「ブラウザ」という文字列にクリックをして、「ホームページに設定」を選べばできる。特に悩んでいる操作とかある場合は、有効に使えるだろう。

コネクタの小技(花子で表を作ろう パート2)

花子の「コネクタ」機能を使って、実はちょっとしたマジックがいろいろとできる。

例えば、花子には表組み作成機能がないが、コネクタを使えば、高さが可変の表組み(のような)ものが作成できる。しかも、手順が意外と単純だ。

■高さ可変の表組み(テーブル)を花子で作成する

  1. 描画ツールボックスの「長方形」を選び、任意の大きさ(横長が最適)の長方形を描く。
  2. 「コネクタ」の「直線型」(Connectorchokusengata)を選び、下記のようにステップ①で描いた長方形の上の縁にハンドルが現れるまでマウスオーバーする。
    Hyougumiconnectstep2
  3. ハンドルの箇所をクリックし、長方形の下の縁までドラッグしてマウスを離す。
    Hyougumiconnectstep3
  4. 以降、自由に表のマスに横組み文字枠を挿入して、文字を入力する。

もし長方形を選んだ状態で文字入力をすると、自動的に「セル」に文字が現れる。また、「文字枠スタイル」の「段」を「2」に設定してから入力すると、花子が段の広さを自動的に長方形の幅に合わせてくれるので、あまり手間をかけないでできる。

サンプル

Connectorbasedtableex1
少し地味な例ではあるが、上記の作成手順で、このような表組みがかなり早く作れる。

なお、制限事項として、長方形の高さを変えてしまうと、文字枠スタイルの「段」機能を利用してセルをまたいだ文字列は、コラムが変わってしまう可能性がある(右のコラムから左のコラムにシフトしてしまうなど)。

しかしこの方法の利点として、①表の縦罫線の線種・線色を変更することができる;②「行」ごとに背景色・線種・線色を変更できる;③行の高さを変えても、縦線をつなげ直す必要はない、ということを挙げられる。

是非とも、いろいろとお試しあれ。
まだ花子には純粋な「テーブル」作成機能がないのだが、上記のような方法で、場合によっては何とかしてカバーできちゃうので、既成概念に縛られることなく、いろいろとトライしてみてもいいと思う。

 

イラストレーターCS3にも、あの工夫が・・・

先日、ようやくイラストレーターCS3(ただし英語版)が手に届き、早速インストールしていろいろといじめて(!)みているこの頃だ。

そこで、新規ドキュメントを開いたとたん、かなりびっくりして大笑いしたことが、花子2007のクリップウィンドウの工夫が、Illustrator CS3にも導入されたことだ。

Aics3newdocument_2

Illustrator CS3の「クリップウィンドウ」も、花子と同様に、最小化できる。また花子と同様に、カラーパレットもあるし、レイヤーパレット(花子では「プレーン」と呼ぶ)もある。しかも花子と同様に、ツールボックスが左側にあるので、思わず微笑んでしまう。やはりソフトの開発者は結局、皆同じことに考え付くみたい・・・。

ちょっと痛い出費だった(Adobeジャパンから直入した訳だ)が、いろいろと役に立てたいと思っている。臼田さんもいわれたように、「プラスにはならなくてもマイナスにはならない」。(自分を慰めている?)AI CS3の第一印象は、結構よい。

また、花子からIllustratorへのデータ渡しにおいて、臼田さんの「花子2Illustrator」を是非、参考にしていただきたい。花子2007はSVG形式で出力ができるため、IllustratorにそのSVGデータを読み込んだあとに少し後処理が必要だが、結構使えると思う。(花子にまたデータを持ってくるのがまた別問題なのだが・・・。)

PowerPoint 2007→花子2007、訳あってうまくいかず・・・。

英語のマイクロソフトPowerPointニュースグループでも議論になり始めているのだが、PowerPoint 2007からコピーしたテキストボックスは、ほかのアプリケーション(Word 2007でも!)に貼り付けるときに、テキストボックスとして存在しなくなる、という仕様の問題を抱えているようだ。これは、PowerPointと花子で双方のデータのやりとりを行う方にとっては、かなり痛いことになった。

まず実験をしてみた。

PowerPoint 2007でテキストボックスを作成し、適当に文字列を入力してクリップボードにコピーする。そして花子2007に貼り付けてみたところ、「貼付枠」として貼り付けられ、編集できない。そこで、ジャストシステムに問い合わせしたところ、PowerPoint 2007からWord 2007に同操作を行うときでさえこの結果になってしまうことが明らかとなり、トラブルの原因は花子2007ではなく、そもそもPowerPoint 2007の仕様が変わったため、どのソフトもPowerPoint 2007のテキストボックスをテキストボックスとして扱えなくなったことが判った。

つまり、PowerPoint 2007からのデータを花子2007に貼り付けたり読み込んだりする時に互換性がもううまく行かないのは、ジャストシステムに擦り付けてはならない問題だということが判った。PowerPoint 2007のテキスト描画エンジンは、今回のリリースでかなりの進化を遂げた反面、その代価として花子のような他のソフトとの互換性が大きく損なわれてしまったのだ。

ジャストシステムは花子2007のリリースで、OpenOfficeのオープンソースのアプリケーションとのデータのやりとりを初めて視野に入れた。今回のような、PowerPoint 2007の独自仕様がどういう結果をもたらしたかを見ると、ジャストのその決断は正しかったと思える。

イラストレーターCS3、いよいよ日本で発売日が決定

また花子のブログなのにイラストレーターのことをふれては何だが、気になることなのであえてここで発表を。

http://www.adobe.com/jp/products/illustrator/

値段が、気になる。・・・というか、かなり、ためらう。Illustrator CS3の製品版はなんと、84,000円だ。とてもじゃないけど、これは一般の方の手には届かないはずだ。アドビはこのCS3バージョンで、イラストレーターを完全に、プロ用のアプリケーションとして据えているようだ。

参考までに、コーレルドロー(CorelDRAW) X3の製品版の販売価格は、現在アマゾンで ¥44,623となっている。アドビ製品と比べて、まだいいほうだと思う。

イラストレーターやCorelDRAWは、花子と比べてはいけないのだが、84,000円を出してしまう前に、よく考えよう。用途と使用目的によっては、8万円、4万円でもと手放してしまうことは勿体ない。よくよーく、考えよう。

Kakakusa_3   

ちょっと、びっくりする。

順番が肝心?

花子2007から文字入力ウインドウが新たに登場。図面のレイアウトを意識しないで、まず思う存分に入力作業だけを済ませるには、確かに便利だ。

さあ、文字入力ウインドウの新たな展開とは?例えば、レイアウトと関係なしに項目が入力できるのであれば、いっそうのこと、文字入力ウインドウ内の項目を全く自由に順序を変えるようにすれば、どうだろう。フォームのよく更新する文字列を入力ウインドウのいちばん上に並び替えできたら、このような作業はラクラク。もう一つ、図面とは別に、自分好みの項目アウトラインが作成できるだろう。

とにかく、花子で文字情報の論理的表示と、レイアウト上の表示が二通り可能になることは、期待したい。

「反射」

パワーポイントの最新版であるMicrosoft PowerPoint 2007は、これまでのバージョンと比べて、文字と図形効果が飛躍的にレベルアップした。花子2007は、もともと「効果」というものには少々弱いのだが、それなりに技を持っている。

一つの例として、PowerPoint 2007には「反射」という効果がある。

Textreflectionppt2007

このような効果はやっと2007からPowerPointで行えるようになったが、花子なら、少なくてもバージョン12(4年前)より、このような演出は可能になっていた。

尚、一つ言えることは、花子は文字のアウトライン化により、こういった効果をつけることができる。下記に手順を説明しよう。

  1. 文字入力ウィンドウ(花子2007)または横組文字枠作成ツールを使って、文字枠を作成し、任意の文字列を入力。
  2. ESCキーを押し、CTRL+Cで文字枠をコピーをし、「編集」-「重ねて貼り付け」-「前面に貼り付け」を選ぶ。
    Zenmenniharituke
  3. 「変形」-「ミラー」を選び、「縦方向」が選択してあるのを確認し、OKを選ぶ。
    Mirrortatehoukou_2 
  4. 文字枠の左下の交点(角)にクリックする。上記ステップ2で貼り付けた文字枠が下に移動する。
  5. 「文字」-「アウトライン」で文字枠をアウトライン化する。
  6. 「上下にミラー」のアイコン(Jougenimirrorbtn )をクリックし、アウトライン化した文字列を上下逆さまにする。
    Jougenimirrorafter
  7. カラーパレットで線種を「なし」にして、「塗り」設定を「グラデーション」に設定し、下記のような設定にする。
    Hanshagradationsettings
  8. お疲れ様でした!このような効果ができあがり。
    Hanshakoukadekiagari

最後に、気が向いたら反射文字を選択して、「図形の選択(回転・せん断)」を選び、さらに反射部分を元の文字枠に近寄せることにより、かなり素敵な効果が得られる。
Hanshakoukadekiagarib

尚、現状の花子はPowerPointと違って、これはライブ効果(文字枠に直接連携している効果)ではないので、文字列が変わると、効果をつけ直す必要がある。

また、残念ながら、PowerPoint 2007でこのような効果をつけて花子2007に貼り付けても、思い通りにはならず、おまけに「貼付枠」として貼り付けられてしまうため、花子において簡単には編集できない。しかし!この効果を花子で作成し、それをPowerPointに貼り付けてはOKなので、このような複雑な影や反射効果を花子で作成してPowerPointに貼り付ける、という手がある

上記の操作は、花子12から対応できるので、是非とも活用を!

ドロップシャドウをつける方法、またもう一つ!

先月、図形にドロップシャドウをつける方法をこのブログで紹介したが、実は花子フォトレタッチにも、ドロップシャドウ機能がある。

その方法とは、ジャストシステムの「一太郎Web」のこのページで紹介されているので、参考にしていただきたい。

この方法は、花子で描いた元の図形がラスター化され、またそれが残ってしまうという欠点はあるのだが、マスターすれば結構簡単に行えるので、一見の価値はあると思う。特に、花子フォトレタッチの「背景色を透過」Haikeishokutoukabtn 機能は、背景が単色で、前面にあるイメージだけに効果をつけるときには便利だ。