花子のマウス操作

花子の操作に詳しい方なら、知っている方が多いことかもしれないが、ズームとパンについて花子のマウスの操作には特徴がある。

Mousewheelops

アドビイラストレーターでは、ズームをするときに「Z」キーを打ってから、左クリックでズームイン、そしてALT +左クリックでズームアウトができる。また、パンに切り替えるときに、「H」キーを打ってからクリック&ドラッグしてアートボード(図面)の表示部分を移動できる。

花子では、イラストレーターのようにキーでコマンドができるが、「オプション」パレットでそれを有効にしなければならない。(http://www.exploringhanako.com/2007/03/ にも、この機能の紹介があるのでご覧ください。)これを行ってから、「Z」キーでズームモードに切り替えて、上記のイラストのような操作ができるし、「H」キーでパンモードに切り替えてクリック&ドラッグで図面の表示部分を移動できる。しかし、花子はもう上記の図のように、ズームモードのときに、マウスのセンターホイルを押し続けてドラッグすると、わざわざパンモードに切り替えなくても効率よく作業できる

もう一つのヒント

ズーム以外のモードでも、マウスのセンターホイルをクリック&ドラッグすれば、図面のパンができる。

花子でカスタム図形を作成 pt. 1

Hanakoiconlarge

花子は、いろいろな図形を描くための機能と可能性がある。ここでは、一番手軽に図が描ける方法として、花子の「作図パレット」とその機能を簡単に紹介しよう。

作図パレットで図形を選ぶ

高額のIllustrator(現在はアマゾンジャパンの価格が¥83,470である)では少々乏しい、「作図」図形があり、2~3回のクリックだけですでにかなりのレパートリーを持っている。下記のサンプルのように、特別になにも作らなくても、作図パレットにある図形を使えば、かなりいろいろと描けるはずだ。

Sakuzupaletteall_1「詳細」で作図図形のさらなるバリエーション

右図の「作図パレット」にある図形をクリックして「詳細」をクリックすると、多くのものは詳細な描画方法やバリエーションの設定画面が現れ、応用が利く。たとえば、「直線・曲線」の「軌跡」Kisekitool をクリックしてから「詳細」を選ぶと、これから描く線の精度、接続の滑らかさと直線と見なす長さが設定できる。たとえば鉛筆やボールペンのような線を描きたい場合、ここで設定しておく。また、正多角形 Seitakakukei の詳細には、辺数を決める画面もあり、三角形から20角形まで、かんたんに作れてしまう。もう一つの例として、折れ線 Oresenzukei_1 の詳細をいじって、細かな折れ線から大胆なジグザグまで、すぐに描ける。作図パレットと詳細の組み合わせだけで、可能性が広がるばかりでなく、自分好みに作図の図形をある程度、カスタマイズできる。(さらに便利なテクニックとして、自分のカスタム設定で描いた図形を、コンテンツパレットの「ストック」にドラッグしてしまえば、あとでいつでも好きなときに呼び出すことができる。)

円弧の裏技

あまり知られていないこととは思うが、花子の「円弧」Enkozukei 図形には、表示モードが二通りあり、設定によっては見栄えが全然違ってくる。下記の図をご覧ください。

Enkocomparison

ご覧のとおり、作図図形で円弧を描くときに、カラーパレットの塗り設定を「透明」にした場合、円グラフっぽく見せることができるし、「塗りなし」にして弧形として扱うこともできる。(参考までに、調べてみたところ、「花子2007のすべて」の35ページにも紹介してあるので、そちらでも確認をお願いします。)実はこの違いを駆使して、マーケティング系のグラフ類など、いろいろなオリジナルな図形が作成できるので、今後はその作成方法を紹介する。

花子には、図形作成のためにはほかの機能が多数ある。今回は「作図パレット」の機能について紹介したのみだが、作図機能で描いた図形を自由自在に変形できる機能、「長方形で切断」「等分割」「クリッピング変形」「せん断」など、いろいろと表現の可能性を広げながら使いこなそう。

花子でブレインストーミング pt. 1

Visioには、ブレインストーミングのステンシルがあるのだが、花子にも、ブレインストーミングのために使える図形はある。

まず、クリップウィンドウにある「作図」のタブをクリックし、その中のテンプレート図形(吹き出し図形)には、「雲形吹き出し」(雲のアイコン(雲形吹き出し)) の図形がある。これを図面に描いて、「合成解除」すると、大きい雲の部分だけを残して、その上に好きな文字を入力できる。

また、「コンテンツ」パレットにある検索ボックスに「雲」を入力して検索をかけてみると、数種類の雲の形の図形が出てくる。

Manyclouds 楽しいですね・・・。

花子なら、図形を描いた後に文字入力をすぐに行えるので、ふいとアイデアを思いついた場合には便利だ。

なお、曲線コネクタだけは、花子にはない。しかし、PowerPointとVisioには曲線コネクタがある。PowerPoint形式のファイルを花子に読み込んだ時に、曲線コネクタがベジェ曲線に置き換わる。あとでコネクタの経路を変更しないのなら、これは重大な問題ではないが、接続されている図形を移動したときにコネクタが接続されなくなるので、要注意。また、Agree 2007には曲線コネクタがあるが、花子2007にコピペしたときに、なぜかビットマップ化されてしまう(!)ため、実用的ではない。

また今度、花子のブレインストーミング図形と機能について、取り上げるつもりなので、時々このブログをチェックしてください。

文字入力ウィンドウを高速化!

ご存じの方が少しずつ増えているとは思うが、花子2007には、文字入力ウィンドウという、簡易入力機能が初めて登場。これにより、文字入力ウィンドウに文字を打って、CTRL+SHIFTで区切るところで、文字枠がとても簡単に作成できる。

実は、この機能をより高速にすることができる。文字入力ウィンドウの「メニュー」ボタンをクリックして、「改行のキー割付」をクリックし、Enterのドロップダウンメニューを「項目の作成/分割」に変更してOKすれば、これから文字入力ウィンドウに打つ項目はEnterキーで区切ることができる。

Changeinputkey なお、図解パレットの項目入力(アウトライン)ウィンドウも、Enterキーで新しい項目が入力できるため、操作方法を合わせたい方にはこの設定がおすすめ。

花子2007カラーパレットのトラブルが解決

先日より花子2007でトラブルに遭ってばかりの問題、原因がわかって、今夜は解決した。

まずトラブルの症状として、カラーパレットの設定をいじっていたのだが、空のパレットを作成して名前までつけて、花子2007を終了してまた起動して、カラーパレットが格納される「編集」タブをクリックしてみると、花子2007がフリーズしてしまい、カーソルがいつまでもビジー状態であり、花子を強制終了しなければ駄目、ということであった。結果的に、花子が使えない状態になっていた。

しかし、今夜はひらめきがあって、花子を立ち上げて、「ツール」ー「カラーパレット」を参照してみたところ、以前に作成した空のパレットがまだ残っていた(すべてのジャストシステムのアプリケーションを削除、花子を再インストールしたのに!)。中身が空なので、花子がうまく開けず、結局ずっと処理中の状態に陥っていたようだ。そこで、「ツール」ー「カラーパレット」で「編集」にして、空のカラーパレットを削除してOKをクリックしたところ、なんと、問題が解決

・・・ということで、カラーパレットを触ったり新規作成したりしても良いのだけれど・・・ 問題は、使用中のパレットを、空のカラーパレットのままにしないこと

これは、花子のバグだと思うので、近々、報告するつもり。こんな不親切なことはないと思った。

くれぐれも、カラーパレットの編集作業にお気をつけください・・・。

Just Suite 2007、アンインストールが史上最悪?

三日前から、花子2007のカラーパレットがらみのトラブルがあって、「編集」のタブをクリックする度に、アプリケーションが必ずフリーズしてしまう、という問題が発生。

きょう、ジャストシステムのサポートセンターに電話してみたところ、結局原因がわからず、ありとあらゆる手順で診断して動作確認をする羽目になった。いろいろと試した結果、Just Suite 2007をすべてアンインストールするしか手がなくなってしまった。しかし、本製品のアンインストールには、大きな欠点がある。それは、各アプリケーションを個別にアンインストールせざるを得ない構造となっていることだ。

まだアンインストールの作業中だが、これをやって再インストールを行ったからと言って、花子2007がまた正常に動作するという保証がない。最悪なことに、一太郎、花子、三四郎、PDF Editor、ATOK、ShurikenとAgreeをすべて、別々にアンインストールしなければならない。アンインストール作業開始から、すでに1時間が経過。また一太郎、花子、三四郎、ATOKとPDF Editorの後に、それぞれ再起動しなければならず、大変、手間がかかる作業ばかりでなく、MS Officeと比べてこんな大変な目に遭わなきゃいかんのか、Just Suiteを使っている自分が馬鹿らしく感じ始めた。

ちなみに、花子2007のトラブルが起きたOSは、Windows VistaのHome Premiumだ。別のWindows 2000で花子2007を使用しているが、特に問題なく使っている。ジャストに電話したときに対応してくれたサポートの方は、「弊社では、Windows Vistaの動作検証を行いました」とのコメントだったが、「すべての機種で動作確認することはあいにくできません」といった回答だった。それは当然のことだとは思うが、やはりVistaでの動作確認は足りなかったのでは?と思わざるを得ない。

Just Suite 2007のインストールは、たださえ何十分も掛かったのに、アンインストールにはその倍掛かってしまうことには、どうも納得がいかない。このアンインストールが終わり、まず一太郎2007、花子2007とATOK 2007の再インストールに挑戦してみる。今度こそ、うまくいかなかったら、Just Suite 2007のVistaでの使用は残念ながらもう諦める。

言っておくが、ATOKと花子をはじめとするジャストシステムの製品はおおむね好きなのだけど、インストーラーくらいはしっかり開発してから出してほしい。だいたいJust Suite 2007は一ヶ月遅れで市場に出たことが、インストーラーのせいだったので、せめてそれくらいは・・・。

「文字スタイル」について

初めて花子を使った頃に、PowerPointと異なる点がかなりたくさんあることに気づいた。その大きな一つとして、文字枠(テキストボックス)の扱い方が挙げられる。

花子では、文字を入力する前に、まずこれから入力する文字のスタイル(書体、サイズや色など)が設定できる(入力モード)。しかし、文字枠を選択したあと、または文字を入力している最中には、同じ「文字スタイル」のコマンドにより、現在選択・入力中の文字枠全体の文字設定ができる「変更モード」に変わってしまうのだ。また、文字枠スタイルの「お気に入り機能」(スタイルの登録と呼び出し)も、花子ならできる。その上、花子では選択中の文字を個別に「文字属性」で設定できるし、文字枠全体のスタイルを「文字枠スタイル」で設定できるので、小回りがきく。

さあ、PowerPointはどうだろう。PowerPoint 2007から「テーマのフォント」、つまりユーザー定義のフォントスタイルが設定できるようになったが、これは全スライド共通の設定だ。また、入力した文字のスタイルは、変更しない限りは基本的にスライドマスターに基づいて決まるので、個別テキストボックスのスタイル設定は期待できない。

花子もPowerPointも、うまく使えばドキュメント内の文字スタイルに統一感をもたらすことはさほど難しくない。しかし、花子は文字枠スタイルに対応しているので、ドキュメント(図面)内の統一感が得られるやすくなるはずであり、なおかつ同じページ内に複数の異なる文字スタイルも設定できるので、便利だ。

花子2007で表を作ろう!

元々、花子は罫線のある表(テーブル)を作成する機能がなく、線を一本一本、丁寧に描いて、並べてごまかすしかできなかった。しかし、花子2007になって、「文字付き図形」と「文字入力ウィンドウ」の機能が強化されており、より簡単に表組みを描いて編集することができるようになった。

この表組み作成方法の利点

  • セル(表のマス)の形と塗り設定を、自由に設定・変更できる
  • 表ごとをコピーしてPowerPointに貼り付けても、同様にPowerPointでも扱える
  • セルや表全体を横に伸ばすことは可能
  • セルとセルの結合は可能
  • 文字入力ウィンドウで表のデータが容易に編集ができる

制限事項

  • セルの上下左右の罫線の線種や線色は、個別に編集できない
  • 行を増やしたり列を増やしたりすることは、調整作業が必要
  • セル内の文字列がセルの形からはみ出た場合、調整作業が必要
  • PowerPoint 2003に貼り付けた時点で、セルの書体設定を確認・再設定が必要な場合もある
  • PowerPoint/Agree 2007へ貼り付けることはできるが、PowerPoint/Agree 2007→花子2007から貼り付けた場合は、表組みがピクチャー形式に変換されてしまう(表として編集できなくなる)

◎手順

①花子で新しい図面を開く[ファイル―新規作成]
[表示―表示設定―グリッドの設定]で「グリッドの表示」と「グリッドにスナップ」にチェックを入れて、OKをクリック。
[文字―文字枠スタイル]で「フォント」のタブを選択し、文字サイズを11.0 P(ポイント)くらいに設定して、OKをクリック。
④描画ツールバーの[長方形]ツールを選択し、横90mm×高さ10mmの長方形を、図面の左上のほうに描く。(もし見えなかった場合や塗りつぶし設定がONになっている場合、クリップウィンドウの「編集」タブをクリックし、カラーパレットで線種、線幅や塗り設定を直す。)

Tablestep4_1
⑤描いた図形を選択し、「.」を入力。すると、長方形の真ん中に、その文字が現れる。(本当は、何の文字でもかまわないが、後で置き換えやすいものが良いであろう)
Tablestep_5

⑥もう一度、長方形を[図形の選択]ツールで選択し、メニューの変形―移動/複写]を選ぶ。ダイアログボックスが開き、「数字で指定」にチェックを入れ、「指定方法」を「相対」にし、「Y座標」に10.0を入力。また、「連続指定」にチェックを入れ、等間隔を選択し、繰返回数に「4」を入力。また、「詳細」ボタンをクリックし、「参照位置」の真ん中上の■をクリックして、OKをクリック。

Tablestep6

⑦描いた全行を選択し、CTRL+SHIFTを押しながら、描いたセルを右にドラッグし、コピーを作成。

これで一通りの表ができたが、あとは文字入力ウィンドウ(花子2007の場合)を使って文字を入力したり、カラーパレットでセルに色を塗ったりして、出来上がり。下記のサンプルのようなもの、花子だけでできちゃう。

Tabledekiagari_1

★ヒント!
表を描き終えて文字を入力したくなったら、グリッドを非表示にすることがおすすめ。パソコンの環境によっては、文字を入力してから表示されるまでは時間がかかる場合があるからだ。(こちらはCeleron M 1.73GHzプロセッサーで1GBメモリーでも、グリッドの表示時に文字を入力して表示されるまでは、時間差があった)

★もう一つ
[ツールースペース]を使用して、行や列を増やすための空白は作れるので、使ってみるとよい。

「ツール」とは

「考える道具」…その言葉をよく考えると、道具が考えるわけではないことに気付く。「考えるための道具」…そっちのほうがむしろ、実情に合っている。

日頃使う「道具」は、どれだけ自分の考えを支えてくれるか。ツールを使うときに、そもそも「慣れ」の問題もあるだろう。ツールの使い方に慣れていなければ、まず考えることは支えられないといえる。

ツールには向き不向きはある。でもその手前にユーザーの強い意思があるはずだ。

「ツール」を手に取る前に、まずは「考え」そのものを、大事に育てたい。

ショートカットキーの裏技

職場と自宅では、イラストレーターと花子を両方使っています。

時々思ったのですが、イラストレーターのツールボックスの操作、つまりキー一つでペン、円、選択などのコマンドに切り替えることは、花子でもできないかと。確かに、花子のメニューに「ツール」―「割付」―「キー」のコマンドがあって、ダイアログボックスを使ってキーの組み合わせ(例:Ctrl+1)でほとんどの操作をショートカットキーに割り付けることができる。これは、とても便利。

しかし、気づいたことが、パンやズームのコマンドは、このキーの割付メニューには含まれていない。しかも、図面を描いている時に、「H」や「Z」といった、単一キーによるツールの操作ができないようだった。

そこで!花子のヘルプを色々と探ったところ、花子には確かにパンやズーム機能の切り替えを、単一キーで操作するコマンドがあることがわかりました。これを有効にするに、は、クリップウィンドウの「オプション」タブをクリックし、「キーでコマンドを変更」を「する」に切り替えるだけでOK。

このオプションでは、ツールボックスの各コマンドを、ワン・キーで呼び出すことができ、便利です。イラストレーターやフォトショップの「H」(パン)や「Z」(虫眼鏡すなわちズーム)だってできます。なお、単一キーの割付はできないようです。独自の割付になっているので、ヘルプを見て覚える必要があります。(ちょっと、カスタマイズしたいのですが・・・)